Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

バルセロナ自治大学
2012年11月号 経済学部 K.M

・試験について

まず私が通訳・翻訳学部で受講している2つの授業についてです。1つ目は「Idioma Castellano」です。今のところは試験ついてまだ何も言われていないという状態です。1度だけ課題をメールで提出するということはありましたが、試験についての情報はまだ分かっていません。2つ目は、チューター役で履修している「Idioma japones」の授業です。先生が授業のプログラムを印刷して渡してくれたので、計画的に授業に取り組むことができています。最終試験は1月末に行われるようです。私達日本人は、この授業への取り組み方や授業に対する姿勢などが評価されるそうです。実際に先生から最終試験についてはまだ何も言われていないので分かりません。

次に語学学校についてです。年内は12月20日が最終授業になっています。翌年1月8日から授業が再開され、最終試験は今のところ1月29・30日を予定していると言われました。内容は今まで授業で学習してきたことだそうです。語学学校では今の所、1回だけ小テストが行われました。長文を読み、次の問いに答えるというようなテストでした。読むのに時間がかかり、また分からない単語や文章があって時間以内にすべての問題を解くことが出来ませんでした。文章慣れや単語力をもっと増やさなければならないと強く感じました。

 

・治安、危険を感じたこと、トラブル等について

私が住んでいるVila内で治安の悪さや危険を感じることはほとんどないと思います。しかしバルセロナ市内の週末のFiestaになると少し気を付けた方がいいと思うこともあります。先日私が体験したことですが、市内で友達を一人で待っていた時に泥酔した男に急に話しをかけられ、私が話を全て無視していると肩を突いてきて「聞いているのか」と言われました。スペインだけでなく日本でも同じですが、酔っ払いは何をするか分からないので気をつけた方がいいと思います。

次にスリに関することですが、必要最低限の防犯をしていればスリにあうことはあまりないと思います。しかし地下鉄は1番スリにあう可能性が高いと思いました。一部の地下鉄では日本語でもスリに関するアナウンスが流れているので、日本人が多く被害にあっているのではないでしょうか。地下鉄に乗る時には極力ポケットに物は入れない、鞄は前で持つなどの基本的なことをしていれば大丈夫です。さらに、ランブラス通りの脇道や移民住宅地のなどの治安が悪そうなところに入らなければ、何かの被害にあうこともほとんどないと思います。

 

・自由テーマ(日本に対する知識について)

語学学校のクラスメートはヨーロッパ圏が5人、アジア圏が4人です。日本人は私だけです。私は語学学校で自国の事を知らなさ過ぎるということに気付きました。それを感じたのは語学学校で自国の紹介をすることや比較するという授業を行った時です。私自身はある程度日本のことは知っていると思っていましたが、授業内で私は日本のことを知らなさ過ぎると痛感しました。話題の中心になったのが地域に関することです。私は発表の時に日本の人口を紹介した後に自分が住んでいた場所や現在に至るまでのことを発表しました。発表後の質問で私はいくつか答えられなかった質問がありました。例えば関西の人口です。チェコ人に「Kentaが住んでいた関西は人口がどれくらい?」と聞かれた時、私は答えることができませんでした。日本の人口は知っていても、地域という単位になると意外と知らないということに気付きました。他にもいくつか答えられなかった質問がありましたが、全てに共通して言えることが数値ということです。私自身なんとなく知っているということが多く、具体的に数値を求められた時に答えることができないと分かりました。また答えることができても、なんとなくでしか知らないことが多いので「たぶん」と言うことが多かったと思います。それに比べて特にヨーロッパ圏の人たちは自国の事(地域)を良く知っていると感じました。もちろん言っている事が全て正しいわけではありませんが、私に比べると自身を持って言い切っていました。自国の事を知らないことがこんなにも恥ずかしいことだと気付いたかつ、日本の事を聞かれた時にはっきり自身を持って「それはこうだよ」と言えない自分がとても悔しかったです。