Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

バルセロナ自治大学
2012年12-1月号 経済学部 K.M

・冬期休暇

私は冬期休暇を利用して1週間ほどイタリアを旅行しました。長期休暇になるとVila(寮)はほとんど人がいなくなり、とても静かでこれといってやることがありません。私は留学に来る前から知っていたので、旅行することを決めていました。旅行は直前になればなるほど航空券やホテルが高くなるので早めに計画を立てて予約する方が金銭的にもいいと思います。イタリアではローマやミラノなど多くの都市を回りました。中でも私が1番印象に残っているのは、ミラノのサンシーロで観戦したインテルVSジェノアのサッカーの試合です。私自身初めてのセリエAの観戦だったのでとても興奮しました。またイタリアは食べ物が美味しいと感じました。パスタやピザだけでなく肉料理やワインなどもとても美味しかったです。イタリアに行く前に友達や先生から「スリが多いから気を付けて」と言われましたが、幸いにも私はスリや危ない場面にでくわすことなく楽しい旅行をすることが出来ました。

イタリアからバルセロナには12月26日に帰ってきました。それ以降は食料の調達をしたり部屋の大掃除をしたりしました。私のルームメイトは実家に帰省していたのでいつもは役割分担をしていますが、今回は私が全ての掃除をしました。スペインは日本と違い、年末などは家で家族とゆっくり過ごすというのが一般的です。私は毎年、年末はいろんな所に行ったり、友達と遊んだり、年末の特番を見ていたりしていたので少し違和感がありました。留学に来る前は、冬休みに日本に帰るのは絶対に嫌と思っていましたがリフレッシュも兼ねて日本に一時帰国するのもいいのではないかと思いました。

 

 

 

 

・Idioma Japones(日本語の授業について)

私が通訳・翻訳学部で履修しているIdioma Japonesの授業は以前も紹介した通りチューター役で授業に参加しています。私はこの講義を履修して良かったと思う点が2つあります。1つ目は、思っていた以上に生きたスペイン語が勉強出来るという点です。もちろん第一はスペイン人が日本語を勉強する手伝いをすることです。しかし授業中にお互いに教え合うことで会話する回数が多くなり、また発音や日常会話で使えそうなフレーズなどを学ぶことが出来てとてもためになりました。2つ目は、この授業でスペイン人の友達が多く出来たことです。多く友達が出来たことによりスペイン語に触れる機会がさらに増えました。また私は語学学校の宿題を見てもらったり、作文を直してもらったり、多くの手助けをしてもらいました。さらに授業が終わった後、時間のある友達と雑談をしたりして、語学だけでなくスペインに関することや日本に関すること、近況報告などをし、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。このように、私はこの授業で友達の輪が広くなったと思います。

 

・日本からの友達

私は11月と12月に龍谷大学の先輩と友達がスペインに遊びに来てくれたのでバルセロナとマドリッドで再会しました。大学でとても仲良くしていた人達と、このスペインで再会できたことは私にとってとても良い刺激になりました。先輩は2年前にスペインに留学している経験者なので、私の悩みや不安を聞いてくれるだけでなく自分が経験したことなども話してくれました。

次に友達は、私がスペイン語を全く話せないにもかかわらずスペインに留学したいと言っていた頃の私を知っている友達です。その友達とマドリッドで再会した時に「かなりスペイン語喋れるようになったね」と言われた時は素直に嬉しかったです。スペインに来て自分のスペイン語力が向上しているのかと不安を感じ始めていた時だったので、私にとってはとても救いの言葉になりました。さらにスペイン語学習に対するやる気や向上心を再び持つことができました。

スペインの生活にも慣れてくると、意外と自分の時間が多くあると感じます。つまり自分自身を見つめ直す時間があるということです。慣れた生活の中で自分の変化を自分自身で感じ取ることは難しいので、慣れ親しんだ先輩や友達の声は何よりも有難いものです。また私は改めて人との繋がりを大切にしていきたいと感じました。良い刺激を与えてくれた先輩と友達に感謝し、今後の学習に取り組みたいと思います。