Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

バルセロナ自治大学
2012年4月号 文学部 A.S

この1年を振り返って

この1年を通して自分の中の様々な面で変化があったと思います。語学力はもちろんバルセロナに来て、様々な国の様々な人々と交流し、いろんなことを経験できたし、影響も受けた気がします。

語学力に関して言えば、1年間の授業と4カ月の語学学校のおかげで確実に語学力は伸びていると思います。授業は全てスペイン語で行われていたので、内容が簡単だった時も聞き取りの練習になったし、語学学校ではレポートや会話の練習もあり、日本ではあまりしなかった勉強がたくさんできました。授業等を通してスペイン語を学びましたが、特に語学の勉強になったのは友達との交流です。授業や自習で文法や単語をいくら覚えたとしても使わなければ身につきません。それにこちらでの生活は授業があるといっても余暇の方が確実に多くなります。その時間にできるだけ友達と交流してスペイン語を使うことで、授業の時以上に語学力は伸びます。それにいろんな人とスペイン語で話せる機会は日本には少なく、こちらにはたくさんあります。このチャンスを活かしてたくさんの人と交流していくことがスペイン語の上達に繋がるでしょう。僕も実際授業で学んだことより、普段の生活の中で友達と会話して学んだことの方が多いです。自分で使って、友達の話を聞いて、その中で身についたスペイン語が今後役に立っていくものだと思います。

語学力以外では海外での生活、外国人との交流が自然にできるようになったことです。こちらに来て銀行の口座を開いたり、買い物をしたり、普通の生活を自然にこなせているし、外国人と交流する際、日本にいる時は自分の語学力のないことや外国人に対するちょっとした恐怖のようなものがあったためになかなか一歩を踏み出せずにいたのですが、今は語学力も少しは自信がつき、恐怖も全くなくなったので、気軽に話しかけることができるようになりました。途中で聞き取れなかったり、言葉に詰まったりはしますが、こっちに伝える気持ちがあれば、相手はしっかり聞いてくれるし、理解もしてくれます。留学生活を通して怖がらず伝えたいという気持ちを持って接すれば、片言であろうと相手に伝わるし、友達にもなれるということを学びました。

僕のスペイン語はまだまだ使えるようなものではありませんが、これからも学んでいきたいという気持ちも出てきました。

 

帰国後の予定

僕の場合帰国後半年休学して来年の4月からまた授業等を受ける予定です。また僕は大学院への進学を希望しているので就活もそれほど活発にはしないつもりです。なので帰国後は大学院へ向けての勉強と卒論のための準備をしていくつもりです。時間がたくさんあるように思えますが、僕の卒論のテーマにはスペイン語はもちろん他の言語も必要となってくるので時間はいくらあっても足りないでしょう。しかし忙しい中でもスペイン語の勉強も継続して続け、龍谷大学に留学に来ているスペイン語圏の留学生とも交流して、こちらで学んだことを忘れないよう、またさらなる語学力の向上のために頑張って勉強を続けていくつもりです。語学力を上手く活かすようなことは僕の場合難しいかもしれませんが、こちらの生活で経験したことは今後どこかで活かすことができるでしょう。なのでこちらで経験したことを忘れず、1つの経験値として自分の中で大事にしていくつもりです。