Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

バルセロナ自治大学
2013年2月号 法学部 Y.S

・後期の授業について

私の後期の授業は9月の時点で、1年を通して授業を受けるということで登録した学部のスペイン語と、語学学校のスペイン語の二つです。学部のスペイン語は前期にser,estarの違いから始まり、接続法に少しふれたところで期末テストとなり、後期の授業は前期に行った授業の続きから始まりました。現時点で期末テストの予定日は6月の第二週頃、前期後期と1年通して授業を受けると登録した人は前期の結果と後期の結果を合わせて評価されます。授業を行う時間、教室、教授は変わらず、授業を受ける生徒は前期受けていた人が少し減り、新たに数人受講者が増えたくらいであまり変わりません。学部の授業が始まる2月中頃に、望む人は、授業変更の手続きを知らせる旨のメールが送られてきました。今年はスペイン語のクラスが2つで、授業が始まる前に受けたテストの結果によって上のクラスと、下のクラスに割り当てられ、私は下のクラスにいますが、前期の授業を受けて、その内容はスペイン語検定の4級にほんの少し足りないぐらいのものでした。前期の授業では、ほぼ1からスペイン語を受ける人、復習する人向けで、授業で線過去、点過去、命令形、完了形の活用などを丁寧に教えてもらい、後は、2,3回に1回ぐらいのペースで隣に座っている人とその日に教わったことに関する問題を一緒にといていたりしました。その他にもいくつか熟語を教えてもらうといった内容でした。スペイン語を1から教えてもらいますが、もちろんすべてスペイン語で行われるので、ある程度は単語を覚えていることが必要とされると思います。

語学学校の後期の授業は3月からテスト期間を含めて5月末までとなっています。前期は約四カ月授業期間がありましたが、後期は三カ月で前期と同じ授業時間を消化するので、時間割が過密になっています。前期の授業は週に2回あり、1日の授業時間は2時間半となっていましたが、実際は始まるのが10分短縮され、途中休憩が15分ほどあったので、2時間半みっちり授業を受けていたわけではありませんでした。後期は月曜日から木曜日まで週に4回あり、1日の授業時間は2時間となっています。レベル3までのクラスは授業の時間帯が2パターンあり、どちらか選べますが、レベル4以上のクラスは1つしかありません。前期に授業を受けていて、期末試験に合格し、後期の授業に登録する人はクラス割り当ての試験なしで、前期に受けていた授業の一つ上のレベルのクラスに登録できます。期末試験は二つの中から難しいほうと簡単なほうの試験を選べ、どちらに合格しても後期は試験なしで一つ上のクラスに登録できます。また、語学学校の授業料は基本的に約580ユーロですが前期に授業を受け、後期に続けて登録する人には割引が適用され、520ユーロとなっていました。

前期に学部のスペイン語の授業と語学学校の授業を受けての個人的な感想ですが、学部のほうはひとクラスが大体30人ぐらいで、基本的にスペイン語の基礎などを教えてもらい、それをひたすら聴いているといった感じで、そして時々隣の人と一緒に問題を解くといった感じでした。語学学校のほうの授業は、ひとクラス大体10人超ぐらいで、基本的にその日に教えてもらったことを使って隣の人と問題を解いたり、ある質問に対して意見をまとめたりするというのがメインです。生徒はスペイン人を除くヨーロッパ人と、アジア人で、会話をしている時に結構その国のアクセントが混じっていることに気が付きます。また、これはお互いにあることなのですが間違ったスペイン語を話してしまう、自分だけ知って相手の知らない単語や熟語、またはその逆などの理由で話が通じ合わないということもあります。また、語学学校のクラスは人数も少ないので結構先生に個人的に指導もしてもらえます。スペインへ交換留学する理由は、スペイン語習得、文化にふれる、経験を積むなど様々だと思いますが、スペイン語習得のためであり、自分のスペイン語のレベルがスペイン語検定4級合格程度、3級、DELEのB2に合格していないぐらいの未熟なものであれば、私は語学学校へ通うべきだと思います。なので事前に授業料について検討ししておく必要があります。後期は三カ月で日程を消化するので過密になっており他の授業と重なることもあります。語学学校の単位は6単位なので単位についてもあらかじめ考えておく必要があると思います。