Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

バルセロナ自治大学
2013年3月号 法学部 Y.S

・日本から持ってきたらよかったと思うもの

私は去年の9月にこのバルセロナ自治大学に到着した時点では、荷物の重量の関係で夏用の衣類しか持ってきていなく、靴も持っていませんでした。実際に、10月の中頃までは夏用の服でも十分過ごしていけると思いますが、夜に肌寒いと感じることだ度々ありました。また、寮から大学までサンダルで歩いて行くと、砂っぽいので足にある程度の砂が付着します。日本からスペインまで荷物を送ってもらうのに、最低でも2週間ほど見積もったほうがよいと思うので、最初からある程度の寒さなどに対する服を持ってきておけばよかったかと思います。その他にも、最初の1カ月ほどは箸を一切使わずナイフとスプーンで食事をしていたのですが、不便だったので日本から荷物を送っていもらう時に一緒に送ってももらいました。それ以外には、日本のノートとスペインで売っているノートは違うので持ってくればよかったかもしれないということと、壊れたり紛失した時用の予備のシャーペンやバンドエイドも持ってきていれば便利かなとは思いました。基本的にスペインでも大体の物は買えると思いますし、最悪でも日本から郵便で送ってもらえれば大丈夫だと思います。

 

・現地の学生、友人について

バルセロナ自治大学の学生は大きく分けて、スペイン人学生、エラスムス、交換留学生の3つに分けられると思います。エラスムスはヨーロッパ内で学生を交換留学させているようなもので、語学学校のスペイン語の授業や留学生のサポーター主催のバーでのパーティーなどで結構知り合えます。所属している学部や国籍などはそれぞれですが、基本的にスペイン語よりも英語が得意な人が多いので英語で話すというのが度々です。なので事前にスペイン語だけでなく英語で会話ができるように勉強しておければ、もっとコミュニケーションがとれるのになと後悔しています。バルセロナ自治大学と語学学校には日本語の授業もあり、日本語に興味を持っている学生と知り合うのは容易であると思います。語学学校の掲示板にて言語の交換、自分は日本語の勉強の手助けをするのでスペイン語を教えてほしいというように、勉強のパートナーを探すこともできます。その他にも大学のサークルが月に1度ぐらいのペースでカラオケ大会かアニメ映画の上映を催したりしています。なのでアニメという共通の話題、趣味を持つスペイン人の知り合いを見つけることも可能でしょう。

 

・治安について

バルセロナの治安はあまり良くないですし、改善されるどころか少しずつ悪くなっていって、良いニュースはサッカーの話題ぐらいで、その他にはあまり聞きません。電車内などにスリが多いのはもはや当然なのですが、ひったくりも増えていて、ベンチに座っていて隣に鞄を置いていたら一瞬の隙にひったくられた、電車内で携帯を操作していたらひったくられたなど犯行の手口が強引となってきています。対策としては貴重品は肌身離さないということでしょうか。スリやひったくり以外でも偽警官や首絞め強盗などの例などもあるので、一人で人気のないところを歩かないなどということも意識しなければならないでしょう。今はランブラス通りの治安が最も悪く、そういった強盗、スリなどが多発しているようです。置き引きに関しては、もはや盗られて当然と考えたほうがいいかもしれません。荷物を自分の手から離して置くというのは問題外となっていて、盗られなければ幸運というぐらいのものだと思います。

 

・授業について

授業についてはカタルーニャ語で行われるものがほとんどです。また、基本的に学部のスペイン語を教えてもらう授業は1つで最初のテストによってレベル別に分けられ、週に2回、合計で週に3時間、単位は一年を通して9単位です。その他にも、チューターとして日本語の授業に参加する、語学学校に通うなどの、授業によってスペイン語を学ぶという方法がありますが、授業を通してスペイン語を学ぶ、鍛えるという方法について、私はあまり期待をしすぎなほうが好ましいと思い、自宅での自主的な学習が重要となってくるので、留学に来る前に単位をある程度取得しておいて、こちらではあまり単位に縛られない時間割を立てたほうがよいと思います。現時点で約7カ月こちらで過ごしていますが、時間が過ぎるのが本当に早く、交換留学に来る前に自分を納得ができる状態まで完成させておき、こちらで鍛えるのではなく試すぐらいの日々が過ごせていたらと悔んでいます。