試験について
試験の有無は、日本と同様に授業によって異なります。私は、最初のセミスターで(9月中旬~1月中旬)「Història d’Àsia」と「Idioma i traducció C5 (japonès)」を履修していました。
「Història d’Àsia」は、2回の論述のテストと、1回の選択問題のテストがありました。論述のテストは、11月下旬と1月上旬に行われ、120分で4問をスペイン語または英語で解答するものでした。内容は、自分の意見を歴史の事実を根拠にして述べるものや、1枚の風刺画を説明するような問題でした。中国や日本の歴史についての問題が多かったです。選択問題のテストは、クリスマス休暇明けの1月上旬に実施されました。内容は、グループワークで受講生たちが、中国または日本の歴史の本を読み、そこから選択問題を作り、それらを集めたものでした。
「Idioma i traducció C5 (japonès)」では、私たち留学生は試験がありませんでした。試験の代わりに、2度課題を提出しました。内容は、「台風21号」と「忘年会」についてのNHKの記事を、日本語からスペイン語に翻訳するものでした。
龍谷大学では1科目で6割以上の点数を取得できれば単位を得られますが、バルセロナ自治大学では5割以上で合格できます。試験の点数に不満がある場合は、先生に抗議できる期間も設けられています。その他にも、5割を満たせなかった学生のために、追試を実施する科目もあるようです。
現地での交流
バルセロナでは、SNSを活用して様々なコミュニティに参加しています。
「カタルーニャ留学生会」は、バルセロナに在住している日本人が運営している団体で、カタルーニャ州に留学に来ている学生たちは、バルセロナで行われる日本のイベントに関する情報を得たり、バルセロナに住む日本人との交流ができたりします。2018年10月25日には、留学生の歓迎会を開催していただきました。その場では、バルセロナで働かれている日本人のお話を伺うことができました。「日本で働くこと、生きていくこと」や「海外に出て何を学ぶべきか」などを教わりました。それ以降にも、「餅つき大会」や東日本大震災や熊本大震災を支援する団体「KOREKARA JAPON」、「バルセロナ・日本語図書館」のボランティアに参加しています。2019年02月07日には、福島から、震災を経験された住職さんがバルセロナに訪問され、私たちに「命、ふるさと」をテーマに講演していただきました。このようなイベントを通して、日本のことを世界に広める手伝いができて、すごくやりがいを感じています。
「La japoña」は、バルセロナで日本人とスペイン人が文化交流を行うための団体です。この団体は2019年になってから活動が始まり、主催者は私たちと同世代の日本人とスペイン人です。みんなでゲームをしたり、会話をしたりで楽しんでいます。私たち日本人はスペイン語の練習をし、スペイン人は日本語の勉強をする良い場だと思います。このイベントは週1回開催され、スペイン人と日本人の友達も増えますし、楽しんでいます。
主に、私はFacebookやInstagramを活用していますが、Meetupを使っている人も多いです。日本では空いた時間はバイトに費やしていたため、あまり休みがありませんでしたが、バルセロナの生活では休みが取れています。充実した留学生活を送りたいため、積極的に外に出るように心がけています。
「カタルーニャ留学生会」の歓迎会 「KOREKARA JAPON」懇親会
「La japoña」2019年2月6日 「La japoña」2019年2月18日