Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

バルセロナ自治大学
2022年9月号 文学研究科 J・K

① 留学前の準備について(日本でのビザ手続き)

 

一年間の交換留学をするにあたって、最も大切なことは留学前の事前準備です。特に大事なのは長期ビザの発行にあたっての手続きです。私の場合、長期ビザを発行するために必要な書類は、ビザの申請書、スペインの保険会社の保険証、大学の入学許可証、無犯罪証明書など多岐にわたりした。特に、スペインの保険会社の保険証や無犯罪証明書などの一部の書類は準備するのには、数週間程度を要するので、早め早めの準備が必要となります。また、これらの必要な書類は急に変更されることがあるので、大使館のホームページをこまめにチェックすることも不可欠です。そして、大使館のビザ申請から、ビザの受け取りまでは数ヶ月程度かかることもあるので、できるだけ早めに申請することもお勧めします。私の場合、事前の情報から、申請から受け取りの期間として、1ヶ月ぐらいを目処に考えていましたが、実際のところ二か月程度かかり、出国の数日前に大使館に行くことになり、出国前の準備がバタバタとしたものになりました。なので、出国予定日の3か月ほど前に申請に行くのがベストだと思います。これらに加え、ビザの申請を行うスペインの大使館は東京にしないかつ、午前中にしか営業していないため、遅い時間だとかなり待機しなければならないことも考慮しておくことも重要だと思います。

最後に、これらの申請の手続きは大学の授業と並行して行うのため、この期間は非常に多忙となります。ですが、この期間にスペイン語の学習を継続的に行うか行わないかで、留学のスタートは大きく変わると私は思うので、継続的な学習を行うことをおすすめします。

搭乗した飛行機 寮からの景色

 

② 留学初日からの流れ

 

現在、日本からバルセロナへの直行便はなく、約20時間以上のフライトが必要とされます。体力的に厳しいですが,初日に行わなければならないことは多いです。私の場合、寮の入居が可能となる9月1日の昼にバルセロナに到着しました。空港から寮に行く方法は様々な方法がありますが、個人的にお勧めするのは比較的安価である空港バスを利用して、街の中心にあるカタルーニャ広場(Plaza de Cataluña)に到着したのちに、電車を使って寮の最寄駅(Bellaterr)に向かう方法です。この方法を利用して私は10€ほどの費用で空港から2時間ほどで寮に到着することができました。寮に到着後は、寮の受付に行って部屋の説明を受けた後に9月分の家賃を支払うことで、自室の鍵をもらうことができます。この際、留学生用の受付は、スペイン人用の受付と場所が違うので注意が必要です。部屋に到着後は、部屋にはベット以外何もないので、家具等を揃えることが必要となります。バルセロナ自治大学の寮にはレストランやバルがありますが、スペインの外食はヨーロッパの中では比較的安価ですが、日本と比べるとかなり高いため、金銭的にかなり余裕がない限り調理器具を購入して、自炊することをお勧めします。また、この他にも空港で行える携帯電話の契約(SIMカードの購入)や初対面のルームメイトとの挨拶など入寮初日はしなければならないことがかなり多いです、なので、個人的には入寮日の数日前にバルセロナ市内のホテルを取り、事前にいくつかの準備を済ませておくことをお勧めします。その方が、長期フライトの疲れもとれるかつ、スペインの雰囲気に慣れることができ、入寮の手続き等もスムーズに行うことができるからです。