①試験について
こちらの大学でも龍谷大学と同じように、テスト週間に期末試験が行われる場合と、授業内で行われる場合があります。テスト週間はだいたい1月の第三週目が割り当てられていました。翌週は再テスト週間があり、何かの事情で来られなかった人や、初めのテストで合格点に少し及ばなかった人が受けることができます。
私が履修していた日本語の翻訳の授業(Idioma i traducción C5)では、日本人留学生は期末テストがありませんでした。毎回の授業の感想をWordで書き、先生にメールで送信する出席点のようなものと、2個の翻訳の課題のみでした。課題自体は、独特なテーマのものを翻訳しましたがとても大変とまでは行かないぐらいでした。成績評価は各年度により変わる可能性もあるため確認してください。初回に現地学生に向けての説明と同時に、留学生向けにも説明してもらえました。
もう一つの授業である、留学生向けのスペイン語の授業(Idioma castella per a traductors interprets 1)ではoralのテストが一回、授業内における期末テストが一回ありました。Oralのテストはセメスターの真ん中ぐらいに行われ、期末テストは年明けの初めの授業で行われました。内容はレベルに応じて分けられているためとても簡単でそこまで身構えなくて大丈夫だと思います。
以上のような内容が前期のテストの内容です。私の受けた授業ではテスト週間に行われるものはなく、その期間は休みになったため春休みのような感じでした。
②スペインの正月について
スペインの正月は日本とはかなり違いとても面白かったです。まずクリスマスが12月22日あたりから1月6日まであります。そのため日本のようにクリスマスとお正月が区切られていません。
スペインでは年越しの瞬間、マドリードのpuerta del solの時計台の金の音に合わせてブドウを十二粒食べます。私は年越しの瞬間10人ぐらいの人とホームパーティを開いていました。友達の1人がパソコンでテレビ中継の画面を写してくれてみんなで鐘の音に合わせてブドウを食べていました。鐘の音が想像以上に速いのと、ブドウがかなり大きいので食べるので精一杯でした。これに加えて、一粒ずつ食べる時に、翌年の1月から12月までの願い事を願います。これがほぼ不可能なので実際に体験してみてほしいです。
1月1日にはこれが文化なのかどうかはわかりませんが、churros con chocolate というチュロスをチョコレートにつけて食べるお菓子を食べます。実際に夜通しのホームパーティの後、そのまま朝日を見にバルセロナ市内の浜辺で行きその後、チュロスを食べ帰りました。チョコレートがとても甘いわけではなく程よい甘さなので、チョコレートが得意でない人でもだべることが出来ると思います。チュロスもカタルーニャ発祥なのでぜひ食べてみてください。
市内では盛大な花火なども打ち上げていたみたいなのでそちらもぜひ見てみてください。