Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ボローニャ大学
2014年10月号 理工学部 T.K

①オリエンテーションについて

タイトルが「オリエンテーションについて」となっていますが,何もイベントがありませんでした…うーんこれは私が理工学部だからなのか?手続きした時期の問題なのか?なので,もしボローニャ大学に留学する人の為に学生書発行の手続きについて記載したいと思います.

学生書発行の持ち物

①ボローニャ大学からの受け入れ許可書

②パスポートサイズの写真1枚

③パスポート

④パスポートのコピー1枚

 

の以上4点です.これをInternational Relations Officeに持って行くと学生書を発行してもらえます.私が申請したのが木曜日だったのですが,International Relations Officeの開いている時間がなんと14:30~15:30の1時間です.15分ほど前に目的地に到着したのですが,すでに長蛇の列が…結局さんざん待った挙句終わったのは15:45分くらいでした.ほんとイタリアでは申請に待たされるので時間には余裕を持って行動しないといけません.

 

通学のバス情報

学生書があると,年齢が27歳までならボローニャ市内を走っているバスの定期券が27€で購入できます.これはタバキと言う「T」のマークのところで購入できました.学生書は見せましたが,年齢確認は口答でした…ちなみに,バス券はタバキで購入すると1枚1.30€で,バスの中にある発券機で購入すると1.50€でした.バス券1枚で1時間乗り放題なので,券をバス内にあるタイムカードに入れて利用開始し,1時間内なら乗継もできます.未だにチケットのチェックする人に遭遇してないので,もし無賃乗車をしたらどれくらい罰金があるのか知りませんが,結構な人数が無賃乗車していると思います.

 

②環境について(大学施設/サービス,住居,街並み等)

大学施設

ボローニャ大学の理工学部は,他の学部とキャンパスが違います.とはいえ,市内の外周道路に沿って大学があるため,どのキャンパスも大学から出ればレストランやスーパーなどがあり,交通にも便利な立地ではあると思います.私の行っているキャンパス内には,小さなカフェと食堂が3つほどあるのですが,休み時間になると人で溢れています.正直椅子の数が少なすぎです.

 

サービス

イタリア人は仕事が遅いです.どう考えても雑談ばかりしていると思います.駅でユーレイルパスに印鑑を押してもらうだけでも,長蛇の列に並ばないといけないので,日本のように5分前集合とかでは全く間に合いません.時間制限がある場合は30分ほど余裕を持つべきだと思います.

住居

私が住んでいる住居はアパートで,一つの住居に4人(私と後輩,イラン人と中国人)で生活しています.部屋が5つあって,1つが共同のキッチン,2つが2人部屋,残る2つがトイレ兼シャワールームです.渡された鍵は住居のドアのみなので,中にいる4人は基本他の部屋に簡単に入れます.なので,信頼関係がないと常に貴重品はスーツケースに入れるなどしなければいけません.シャワーにはバスタブがないので,風呂には入れません.あと,近くにコインランドリーがあり,1回1.50€です.ショッピングセンターやバス停まで約5分で行けるので,生活にはそれほど苦労しないと思います.

街並み

市街地の街並みは建物がすごく古くて景観が整っており綺麗です.しかし市内の中心部以外の場所は,近くから見ると落書きの多さにびっくりします.市内の中心部は道路が石で作られているため,バスなどに乗っている時の揺れは非常に激しく,バリアフリーには程遠い街です.でも歴史を感じる良い街だと思います.