Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

オックスフォード・ブルックス大学
2019年11月号 国際学部 H.K

*カルチャーショックについて

イギリスに来てから感じたカルチャーショックは主に二つあります。一つ目は授業中の生徒の態度です。日本では講義といえば一方的に教授の話を聞いているだけのことがほとんどですが、イギリスではある程度人数の多い講義でも生徒が発言することが多いです。質問があるか聞かれた時はもちろんですが、教授が話している途中でさえも話を遮って自分の意見をいう生徒が割といます。特に驚いたのは、授業で教わった内容に反対する意見を言う人もいるということで、日本では見たことがないなと思いました。受動的に授業を受けるだけでなく、積極的にディベートするところがすごくヨーロッパの国らしいです。二つ目はイギリス人が家の中で裸足だということです。イギリスはもちろん屋内も土足なのですが、同じ寮で生活するフラットメイトがよく裸足(もしくは靴下)でキッチンにくるので初めは驚きました。裸足の時もあれば外靴を履いている時もあって、日本人からすれば不潔に感じてしまいますが彼らにとっては普通のようです。逆に、裸足のまま屋外に出ている人も見たことがあるので、中と外の区別はルーズなのかなと思いました。

 

*授業について

基本的な授業のパターンや、毎週課される宿題について説明します。授業の長さは2〜3時間で、その間に講義を受けるだけのものや、講義の後に少人数の教室に分かれてセミナーをする授業があります。セミナーでは講義で習った内容を確認したり、それぞれの意見を共有したりします。授業の時間は日本に比べて長いですが、その代わり授業数がとても少ないです。1セメスターに4つ授業を取るのが一般的なので、授業実施日が被っていなければ一日一コマの時間割になります。ですが、だからと言って楽なわけではなく、しっかり宿題があります。多くの授業ではReading Listというのが存在して、次の週で習う内容についてあらかじめ理解を深めておくために読むべき文献が載せられています。ネイティブスピーカーの人と同じ量の文章を読まなくてはいけないので、だいぶ時間がかかりますが、難しい英文を読む機会があるのはいい事かなと思っています。実際、大量の英文を見ても億劫になることが前よりなくなりました。課題については、ほとんどの授業で中間と期末の2回に分けてエッセイやレポートの提出があります。私の受けている授業の場合は、自分で内容を決めてそれについて調べて書くものや、与えられた文献を読んでそれを要約したあと自分の意見を述べるものなどがありました。自分の読解が合っているのかわからないので後者の方が難しく感じます。