Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

コメンスキー大学人文学部
2015年3月号 国際文化学部 N.M

①環境について

大学施設:

コメンスキー大学の各学部の建物はブラチスラバ市内に点在しています。龍谷大学からの交換留学生はFaculty of Philosophyに所属することになるので、今回はPhilosophyの施設についてご紹介します。(Philosophy以外の授業をとっていないので、他学部については場所さえ知らないというのが本音です。)

Philosophyの建物は3棟あり、それぞれSquare Building(S), New Building(N), Old Building (G)と呼ばれています。Sはコメンスキー大学のメイン校舎で、NはSの裏にあり繋がっているので、実際のところはGとS+Nの2棟です。2棟は車道を挟んで隣り合っています。S+Nには図書館・売店・カフェ・学食があり、Gにも売店があります。また学内ではWi-Fiが利用できます。

左の建物がS、道路の向こう側がGです

留学生担当者がいるオフィスはGにあり、ここで国際学生証(ISIC)の発行や履修登録関連の手続きをしてもらえます。履修登録はWebで行うのですが、システムがややこしいので担当者にレクチャーしてもらうのが最善です。オフィスへ訪ねさえすれば教えてもらえます。こちらに来てから発行するISICがバス・トラムの定期券、そして寮での通行証になります。したがって、日本の生協で発行できるISICは必要ありません。

 

 

 

  旧市街のライトアップ

 

 

住居:

寮はPhilosophyの建物からバス・トラム・徒歩で30分ほどの場所にあります。学生寮が何棟もあり、建物によって部屋の構造が異なります。私は3人部屋にスロバキア人と中国人の3人で住んでいます。ベッド・机・クローゼット・シェルフは個人で使えますが、洗面台・冷蔵庫・瞬間湯沸かし器は3人共有です。トイレ・シャワールーム・キッチンは同フロアに暮らす男女およそ60人で共用、洗濯は寮内に数カ所あるコインランドリーを利用します。

 

街並み:

ブラチスラバはヨーロッパらしい古い街並みが残る地区がある一方で、社会主義時代を感じさせる建物も多い不思議な街です。あちこちで高層ビル建設や道路の工事が進んでおり、現在成長中の都市、という印象です。

 

 

②物価について

こちらでの生活でよく利用する様々なモノの値段についてご紹介します。

水:スーパー(TESCO)のプライベートブランドのものが最安で0.23€(約40円)/2ℓ。水道水は飲めますが、私は沸かす場合のみ水道水を使っています。

学食:1.5€ほど(約210円)で食べきれないほどの量が出てきます。寮内に2カ所あります。

コピー:データを印刷する場合は白黒で0.07€/1枚。USBにデータを入れて寮内の売店に持っていけば、店員さんが手伝ってくれます。コピーだけの場合は大学でも出来ます。

バス・トラム:定期券は35€/3か月。乗り放題です。

家賃:寮の棟ごと異なるようですが、私の棟では57.70€/1か月で、現金支払いです。

 

衣料品や日用品の値段は日本とあまり変わらないように思いますが、食料品についてはかなり安いです。特に農作物や乳製品は安いうえに種類も豊富でおいしいです。日本ではまず手に入らないような野菜やチーズ・ヨーグルトを見つけることが出来るので、大型スーパーでの買い物はとても楽しいです。ただ表記がチェコ語およびスロバキア語なので、事前に単語を調べてから買い物に行くことをおすすめします。