①「現地の学生、友達について」
スロバキアには日本に興味を持っている方がたくさんいると感じます。コメンスキー大学には日本語学科があるため、その繋がりで友達もいますし、他にも日本語を習っている方とのつながりもあります。日本語学科の1、2回生とは英語で話す必要がありますが、上回生に行くほど日本語はぺらっぺらになっていきます。本当にぺらっぺらです。日本についてとてもよく知っており、「この和歌の続きは?」などと聞かれることもあるので、私は日本語のネイティブですが彼らを尊敬しています。
それ以外の場では、友達は寮でできることが多いです。特にルームメイトや、ご近所さんとは仲良くなりやすいです。日本食を作ってご馳走したり、またベトナムやスペイン、ハンガリーの料理など作ってご馳走してくれたりしました。ここにきて思うことは、日本人は本当に一般的に新しいものに対して人見知りする、ということです。私は日本では、人見知りしたことないでしょ?と友達に言われるくらい話しかける方でした。しかしそんなものはイタリア人や、スペイン人に比べたら全然なのです。こっちが「どうしよう、話しかけていいのかな。。」などと思ていても、向こうは映画見ない?ポップコーン食べる?などと言ってくれるのです。もちろん、これは国にもよります。イタリア人やスペイン人は本当にオープンですが、ハンガリーやスロバキア人は彼らに比べれはとてもシャイで日本人に近いものを感じます。
ですがそれでも、やはり日本人の方が人見知り度は高いと感じます。私が思ったことは、日本人にとって性質にに加えてさらに英語でしゃべる、ということがネックになることです。英語がそんなに早くしゃべれない、何言ってるか分からない、、などと気にしてしまうものですが、誰か知り合いに合った時にはHello!とかHow are you?などどいってみてください。うまくしゃべれるかどうかは、そんなに悩まなくていいと思います。実際ルームメイトのスペイン人は英語の文法は間違ていたりしますが、彼らはそんなことは気にしません。楽しく話すことができればオッケーです。私ががちがちに緊張して銀行で手続きをしている時も、銀行員の英語は間違っていました。けれど、それがなにか?という態度で仕事をしていました。英語は試験の道具ではなく、コミュニケーションツールです。試験のように減点などされないのですから、安心して会話を楽しみましょう。こちらから挨拶などができれば、友達を作りやすい環境をつくることができます。難しいことですし、もちろん無理はしなくていいですがその時々でちょろっと勇気を出して話しかけてみるといいかもしれません。
寮の裏の散歩コース 旧市街からバスで20分ほど離れた住宅地です。
②自由テーマ「スロバキアの気候について」
スロバキアには日本と同じように四季があると聞いていましたが、それはこのレポートを書くまで忘れていました。ここでの四季は日本よりはっきりしていないからです。スロバキアは夏を除けば基本的に寒いです。長い長い冬が明けるのが大体5月ごろと言われています。日本では春と言えば、桜!花咲きまくり!という雰囲気ですが、スロバキアでは、ああ花が咲いてる、、というふうにしか感じませんでした。すこーしずつ暖かくなっていって、6月、7月ごろには寮の芝生の上に小さい花がたくさん咲きます。6月に梅雨はありませんでした。7月は夏が始まったという時期で、だんだん半そでになっていきました。日照時間も長くなり、7月8月は朝早く(6時ぐらい?)から夜の9時頃まで明るかったです。スロバキアには海が無いため、夏休みに海のある国に行ったり、イタリアが人気です、スロバキアにある湖に泳ぎに行ったりします。夏は30度にもなり、寮にはクーラーが無いため暑かったですが、活気があり、過ごしやすかったです。秋は本当に一瞬でした。私は秋が好きで楽しみにしていたのですが、一週間ですべての葉が落ちた、というような感じで紅葉などの記憶はほとんどありません。しかし秋には収穫祭が行われるため、今思えば私が冬だと思っていたあの寒い時期は秋だったのかもしれません。一年でこの時期しか飲めない出来立てのワインが収穫祭で飲めます。9月終わり、10月ごろです。10月ごろは雨がよく降ります。11月は冬です。日照時間もがつっと短くなり、15時から暗くなり始め、16時には真っ暗でした。12月からクリスマスマーケットが始まります。12月後半からすこーしすこーしずつ日照時間が長くなってきたと思います。クリスマスを過ぎたころから、一か月ぐらいは冬の中でも暖かい時期になるそうです。以前と比べてすこし暖かいと感じます。ですがそれは春が来たとかではなく、その時期が終わると再び2月は寒くなるそうです。
日照時間が短くなっていくにつれて、日本に帰りたくなるものですが、おいしいのなどを食べて乗り切りましょう!