Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

コメンスキー大学人文学部
2018年2月号 国際文化学部 M.Y

①   オリエンテーションについて

月曜日からコメンスキー大学のウェルカムウィークが始まるので、それまでに入寮する必要があります。初日に入学式的なものが催され、ジョークを交えた寮の説明や、大学の歴史の話を聞きます。もの凄く権威を醸し出す入学セレモニーで格好よかったです。

驚くことに、アジア人が本当に少ないです。そこはこの大学の良い部分だと思います。他の留学先では、何かと日本人やアジア人が多いかもしれませんが、スロバキアにはアジア人が少ないです。

 

入学セレモニーとは別にArts学部のオリエンテーションもあります。そこで重要アイテムであるICカードを入手することができます。寮や食堂への出入りや、市内でのトラムやバスのチケットになるので、このICカードはとても重要で、無限の可能性を秘めています。スロバキア国内の鉄道が、登録をすれば無料になります。

履修登録の仕方などもArtsのオリエンテーションで教えてもらえます。しかしながら、実際に履修登録をしようとすると上手くできません。それについては後述します。

正式なオリエンテーションが終われば、ウェルカムウィークの間は色々とイベントがあります。面白そうなものだけ参加すれば良いと思います。ただ、ヨーロッパの学生達と呑みに行く場合は、それなりにお酒を飲むので気をつけてください。ウェルカムウィークのラストにはとんでもなくお酒を飲むイベントがあるので、自信がある場合は参加してみてください。

 

 

②   履修登録について

ウェルカムウィークが終わると、翌週から、履修登録が始まります。ただ、この履修登録ですが、なかなか不満な点が多いです。

まず、履修登録と授業の開始が同じタイミングで始まります。普通に考えれば、授業開始よりも前に履修登録期間があると思うのですが、ここでは授業の開始と同じタイミング、故に登録していない状態で授業に行きます。

しかも、履修できる授業が圧倒的に少ないです。授業が全く開講されていないので、面白い授業を探すのにとても苦労します。自学部の授業だけでなく、教育学部などからも情報を集めてみてください。しっかり、自分で足を運んで授業を試して見るのが大事だと思います。英語開講の授業だと思っていても、スロバキア語で実施されたりするので、その場合は辛い90分間を堪えて、絶対に履修しないように気をつけてください。

 

そして、もう一つの不満ですが、コメニウス大学が使っている履修登録システムがもの凄く古くて、もの凄く使いにくいです。なんと2007年のシステムを現在でも現役で使っています。なぜか、システムがうまく機能しないと思って担当の人に相談に行ったところ、MacのPCがシステムをブロックしていました。Macの設定を変更して、ブロック解除をしないとシステムが上手く機能せず、履修登録ができないので気をつけてください。なんとなくですが、情報技術が少しだけ遅れている国なのかもしれません。龍谷大学のポータルサイトの使いやすさに気づくことができました。