Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

コメンスキー大学人文学部
2018年12月号 経営学部 K.O

余暇の過ごし方

スロバキアではクリスマス休暇というものが存在します。日本でいう冬休みです。僕はこの休暇中、友人に会いにスロバキア北部のジリナという町へ行きました。ジリナは僕が普段過ごしているブラチスラバよりも気温がかなり低く、スロバキア北部の山岳地帯にも近いため、ウインタースポーツには最適な場所です。そのため久々にスノーボードをしてきました。山の麓付近はまだ12月なので積雪量は十分とは言えませんでしたが、リフトやゴンドラで山頂付近まで上がるとかなりの積雪がありました。しかし山頂付近の天候は吹雪。風が強く、コースも表面の雪が風で削り取られたためか、ブレーキの効きずらいアイスバーン状態でした。せっかく山頂付近まで上がってきたので一度滑ってみましたが、雪が凍りすぎてコントロールできない、転倒してもコースが凍結していて止まらない、というような散々な結果でした。笑 それでも景色は良好でしたし、日本では体験できないような状態で滑走できたことは、ある意味思い出になりました。笑

またこの時期、町ではクリスマスマーケットも開かれています。ジリナでも町の中心で開催されており、この時期になると好まれるホットワインや、トルデニックというコロネ状の揚げパンなど美味しくいただきました。

 

テストシーズン

コメニウス大学では12月の前半から中盤にかけて、遅くてもクリスマス休暇前には授業が終了します。授業が終われば待ち構えているのは、そう、テスト。先生によって傾向は異なりますが、テストシーズンはだいたい2パターンに別れます。1つはクリスマス休暇前にテストまで終わらせてしまうパターン。もう1つはクリスマス休暇前まで目一杯授業を行い、年明け後にテストを行うパターンです。幸いにも僕はテストではなく最終レポートの提出が課される授業を多く取っていました。(最終レポートの締め切り期日もテストシーズンと同様に2パターンに別れます。) また書くべき内容などの指示も早期に受けたので、先月の11月中には8割完成しており、ある程度ゆとりを持ってレポート作成を終わらせることができました。しかし正規の学生であるスロバキア人の友人たちはこの時期かなり多忙なようで、なかなか遊びにいけない様子でした。笑

前期に僕も経験しましたが、スロバキアの大学は単位取得基準のスコアになるまで何度でもテストを受けます。(確か5〜6回は受け続けたような記憶があります。笑) またスロバキアでは基本学費は無料ですが、単位が一定数に満たない場合、高額な学費がかかります。ですので必死になるのも分かりますし、このシステムで優秀なヨーロッパの学生が生まれているとも言えます。