Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

コメンスキー大学人文学部
2023年4月号 国際学部 K.A

①授業紹介

今学期受けている授業の中から三つ紹介します。

・Unwritten Rules in Slovakia (55Credits)

この授業は、週に1回150分の授業があります。この授業では、自分の出身の国とスロバキアの比較しながら文化の違いを学ぶ授業です。例えば、あいさつの仕方の違いや、日常生活で人と話す時に、相手と自分の距離がどれだけ離れていたら近いと感じるのか、または遠いと感じるのかなどを実際にメジャーで測りながら比較します。この授業には、スロバキア人の生徒だけでなく、スペイン人やトルコ人、ポーランド人など様々な国籍の生徒がいるので、様々な国の人と比較し、学ぶことができます。

・Interactive Element in Museum (3Credits)

この授業は、週に1回95分の授業があります。この授業では、基本的には先生の講義を聞くことがメインです。授業内容は、美術館や博物館をより楽しく、魅力的にするためにはどのような工夫が必要なのかについて学習します。また、ミュージアムを訪れた人が、どのようにすれば展示を見る楽しさと学習をバランスよく行えるのかについても考えます。授業内では、先生がヨーロッパにある少し変わったミュージアムや、展示物の工夫などを解説したり、自分でミュージアムを訪れてワークシートを作ったりします。

・Memory and History: Middle Ages, Central Europe and Beyond (3 Credits)

この授業は、週に1回90分の授業があります。授業内容は、どのようにして過去の出来事が人の記憶に残り、その記憶が次の世代に引き継がれていくのかについて考えます。先生の講義を聞く時もあれば、授業前に論文を読んで、その内容について議論する時もあります。授業では、プレゼンテーションが2回あり、1回目は日本について、2回目は中央ヨーロッパについて、具体的な例を出しながら記憶についての発表をします。

②イースターホリデーについて

今回はイースターについて話そうと思います。4月の上旬にイースターホリデーがあり、1週間授業が休みでした。日本では、イースターに関する文化はあまりないと思います。しかし、ヨーロッパではイースターは重要な行事であり、祝日になっています。この休暇を利用して、ヨーロッパ出身の学生は一度自分の国に帰国して家族と過ごしたり、1週間旅行に行ったりする人が多く、いつもは賑やかな寮もとても静かで少し不気味でした。3月はとても忙しく、風邪をひいたり、少し疲れたりしていたので、この休暇中はスロバキアでゆっくり過ごしていました。例えは、チョコレート工場に行ったり、ボーリングをしたり、夜は居酒屋に行ったりするなど友達と過ごしていました。この期間は、スーパーやショッピングセンターのお店などが休みになっており、レストランやカフェなど飲食店以外のお店はほとんどやっていませんでした。少し不便に感じることもありましたが、祝日はしっかりと休むという日本とヨーロッパの働き方の違いを感じました。また、寮にある食堂も営業していなかったので、イタリア人の友達とご飯の作り合いをしました。この休暇を通して、普段とは少し違うことをすることができたのでとてもいい休暇になったと思います。