Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

コメンスキー大学人文学部
2024年3月号 国際学部 T.M

<環境について>

スロバキアの環境について、大学施設/サービス、住居などの観点から紹介します。大学施設ですが、キャンパスがブラチスラバ中に点在しているため、とる授業によっては、通学時間がかなりかかることもあります。また、食堂がないキャンパスもあるため、場所によっては授業と授業の間の食事に苦労しそうなものもあります。

続いて寮に関して、いくつか紹介します。寮の部屋は追加料金を払わない限り3人、もしくは2人での共同生活になります。正直かなり汚いです。また、10人ほどで1ユニット(洗面所、お手洗い、シャワー)をシェアすることになるため掃除などに関して自分の意見をしっかり伝えることがかなり重要だと感じました。何か問題があった際は、管理人の方にお願いすれば部屋を変更することもできます。実際に私も部屋を変更し、充実した生活を送っています。キッチンは同じ階の人(おそらく80~100人ぐらい)全員でシェアするため、もちろん使わず食堂に行く人もたくさんいますが、混雑していたり、汚かったりすることがあるため、不便に感じています。洗濯はコインランドリーのような形でできるのですが、洗濯、乾燥にそれぞれ2.7ユーロかかるためかなり高いです。

ブラチスラバ内の移動はバスやトラムといったものを使うのですが、チケットは共通です。黄色い券売機のようなものがあり、そこで、行き先ではなく乗車時間でチケットを買います。30分から24時間までいくつか選択肢があり、そこから選択してチケットを買います。チケットはバスに乗車した際に黄色い機会があるため、そこに入れて時間が打刻されたら、その時から購入した時間分は何回乗り降りしても問題ありません。

 

<お酒について>

スロバキア人はかなりお酒に強いようで、お酒を飲める年齢であれば、スロバキア人と飲みに行くこともあるかと思いますのでお酒について紹介します。スロバキアのお酒の文化は日本と違うところも多く面白いです。

スロバキア人はお酒が大好きで、知人の話によると男性数人で一晩飲み明かすと、大きなごみ袋2袋いっぱいになるぐらいビールを飲むそうです。飲むお酒はビールだけでなく、あらゆる種類のお酒があります。これも知人から聞いた話ですが、スロバキア人は庭にあるものすべてをお酒にすると言っていました。実際に、甘いフルーツのお酒から松のお酒まで多岐にわたります。そして、度数の高いお酒を飲む際はチェイサーとしてビールを飲みます。

乾杯の時には作法があり、これを知らないと苦労するとスロバキア人が言っていました。スロバキア語で乾杯は、na zdravie(ナ ズドラビイ)といい、必ず一人ひとり目を見て乾杯をします。その際、テーブルの上で乾杯するほかの人同士の腕が交わってはいけないというルールもあります。そして、乾杯した際に「今日いない友に」などと一言添えて、テーブルの角にビールのグラスをぶつけることもあるそうです。

これだけお酒が好きなので、金曜日になると、仕事を終えた会社員などが昼過ぎから町中で飲んでいるところを目にします。

 

スロバキアのTatrateaというお酒です

アクシデントで止まってしまったところを撮影したので見えづらいですが、スロバキアで走っているバスです