Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

コメンスキー大学人文学部
2024年5月号 国際学部 T.M

①治安、危険を感じたこと、トラブルについて

基本的にスロバキアの治安はほかのヨーロッパと比べてもいいほうだと思います。実際、スロバキアで人生で初めて財布を落としてかなり焦りましたが、拾ってくれた親切な方が財布の中に入れていた連絡先に電話をかけてくれ、何もなくならずに帰ってきたため、治安の良さに驚きました。ただ、夜中であったり、特定のエリアは少し治安が悪いため注意は必要だと思います。一度、日本人で集まってケバブ屋さんに行った際、レイシストのような人が暴言のようなこと(スロバキア語で分かりませんでしたが)を言いながら近づいてきて、持っているケバブを叩き落されたことがあり、その時は少し驚きましたし、気は抜けないなと再認識できました。基本的にスリも起こらないようですが、お祭りのような特別なイベントがある日は観光客を狙ってスリをする人もいるから注意が必要だと言うふうに現地の人が言っていました。他には、滞在し始めてから、大統領の銃撃事件や、ブラチスラバ中の小学校への爆破予告など、危険な事件はありましたが、銃撃事件に関しては、滞在中のブラチスラバからかなり離れたところであったり、爆破予告は結局何事もなかったりと、あまり危険は実感しませんでした。他の国を旅行してみて感じますが、スロバキアはかなり安全な国です。

②コンサート、美術館について

うろ覚えですが、スロバキアでは毎月第一水曜日は美術館や博物館がただで入れるようになります。また、ナイトミュージアムという一回分の博物館/美術館の入場料を払ってしまえば、首都のブラチスラバ内にある博物館/美術館が夜の間入り放題になるものや、屋外のオペラ公演など、様々な美術館、博物館、音楽に関係するイベントが行われます。スロバキアに来るまではあまり美術館に興味がなかったのですが、これらのイベントのおかげで、美術館に行くのが好きになりました。中でも個人的によかったと感じたのは、ブラチスラバの中心地からバスで40分ほど離れた場所にあるDanubianaという名前の、現代アートの美術館です。展示品の中でも特にアンディウォーホルの作品があり驚きました。また、立地がドナウ川の中心に島のような形であることもあり、美術館の中から、展示品とドナウ川の景色を撮ることができて綺麗でした。続いて、ナイトミュージアムについて紹介します。このナイトミュージアムはスロバキア人曰く、年に一回だけ行われるようで、ブラチスラバは小さい街ということもあり、その日だけでほとんど全ての美術館、博物館に行けるため、かなりお勧めです。私はあいにく、この情報をナイトミュージアムが終わった後に知ったので、行くことができませんでした。こう言った情報はほとんどの場合、スロバキア語だけでの記載なので、知り合いのスロバキア人に定期的にイベントの情報を聞いた方がいいかもしれません。

Danubianaにあったアンディウォーホルの展示です。

オペラ公演の様子です。