Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

コペンハーゲン大学
2024年 6月号 国際学部 E.F

Hej

この留学を振り返って

日本を出国し、パスポート紛失事件から1年経とうとしていることに時間の流れの速さを感じています。

今回の留学はとてもわたしにとって大きなものでした。初めて家族と1年間も離れ、友達や知り合いさえもおらず、全く知らない土地にいることは20歳のわたしにとっては非常に大きく、苦しい時期もありました。自分自身は出国前、絶対にこうなる!と決めていた目標はあったのですが、留学を通して、ネイティブの中でそしてすべて英語で授業を受けることの難しさを痛感しましたし、思うように成績も取れませんでした。しかし、自分の精神面や、価値観への変化がとても大きく、もちろん勉学も大事ですが、人生を通しての自分の軸を見つけられなと思います。この留学はわたしにとってゴールではなく、一つの通過点だったと思います。前回のマンスリーレポートにもつながりますが、私が普段日本で生活していて気づかなかったものを気づきました。

それは自分と家族友人たちとの関係だったり、少し自分中心になって、自分の幸せや選択、気持ちを大切にすること。自分を大切にすることは周りを尊重することにもつながること。時間がゆっくりすぎているような感覚。ミニマリストの価値観。本当に大切なものを大切に使い続けること。そんな人生にとって大切なことを気づくことができたのはとても大きな経験です。デンマークの価値観はどこか小さい頃から両親や家族から注いでもらっていた愛情を再確認できるようなものでした。また自分1人で海外に住むことの難しさ、家族の存在、自分の得意なこと、やりたいことそれらを自分自身で考え直す良い時間でした。

デンマークには旅行で戻ってきたいです笑

留学経験をどう活かすかについてはまだ大きなことは決まっていません。 まず日本に帰ったら学業を着実に頑張り、卒業することをひとまずの目標にしています。まだ卒業してからの就職先も決まっていないので、同時進行で就活をしていきたいです。

留学経験で得たことは就職にも役に立つと思うし、何より留学経験を経て得た、家族に恩返しをしたいという目標を叶えるために自分で行動することを頑張りたいと思います。この1年で得たモチベーションを絶やすことがないように自分でも努力していきたいです。人に優しくしたいなら自分にも優しくする。甘えるのと優しさは違うこと。世界はいろんな人がいて、いろんな状況の人がいること。 

また、留学で得た価値観や、留学先から見た日本の問題点などを解決するために、少しでも多くの人にいろいろなことを伝えられたらなと考えています。

英語はもちろん、他の言語も頑張って習得してみたいと感じました。この留学で得た自分の軸を大切に時々再考しながらまた日本での学生生活を楽しみたいと思います。