コペンハーゲンは物価が日本より高いこともあり、日本のようにお金を使う余暇の過ごし方はあまりできませんが、最近ではルームメイトと料理をふるまいあう、また、コペンハーゲン市内をサイクリングしたりしています。
ルームメイトとの料理交換会は毎週水曜日の晩に担当者の国の料理を作りあうといったことをしています。ルームメイトはポーランド人、ドイツ人、オランダ人と、それぞれ異なった国出身のため、料理のバリエーションが多く、また、互いの国の食文化についてよく知るきっかけともなっています。夕食後にはそれぞれお勧めの映画鑑賞も行い、週の真ん中にちょうど良いリフレッシュができています。
また、北欧デンマークも冬も明け、暖かい春が訪れたため、この頃はよくビーチや自然公園、街中へサイクリングもしています。さすが自転車大国のデンマークというべきか、それらは自転車専用道路が張り巡らされているなど、とても快適にめぐることが可能です。最近では寮から約20分のAmager Strandpark、また、同じく約20分のValbyparkenという浜辺まで自転車で向かい、読書をするのが日課となっています。特にValbyparkenは自然公園的側面もあり、ビーチの隣に広がる草原と林には羊やラマが暮らしており、触れ合うことも可能です。
上記のほかにコペンハーゲン内のイベントに参加したり友人と出かけたりなど、充実した余暇を過ごせていると思います。これからも学業とのメリハリをつけながら残りの留学生活を楽しみたいと思います。
花見というとても日本を感じることのできる花見ですが、実はコペンハーゲンでも日本とデンマークとの交流を兼ねてコペンハーゲン桜祭りというイベントが行われます。イベントの内容はメインステージで和太鼓などの伝統芸能をデンマーク独自の団体も行い、また、コスプレ大会などサブカル的な催しなどもあり、ステージ以外には日本の縁日のようなブースが並んでおり、日本食や着物、日本の文庫本などが販売されるというものでした。桜自体もとてもきれいに植えられ、咲いており、とても見ごたえがある物でした。屋台一つ見ても花見に欠かせない団子、日本の夏祭りを彷彿とさせる「ビール冷えてます」といった文字など日本文化を忠実に再現しており、日本人としてデンマークからの最高のおもてなしをされているようでした。また、それはデンマーク人にとっても日本文化についてよく知るきったけでもあるようで、子供からお年寄りまで積極的に日本文化の体験をしていました。日本語学科の友人も日本食を食べ、日本の小説を買い込み、とても満喫していたそうです。
このように遠く離れたデンマークでも日本との多くのつながりが見えてきて将来自分もこの繋がりに貢献できるようになりたいと思えた経験となりました。