Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

デュースブルグエッセン大学
2010年4月号 文学部 G.T

◎オリエンテーションについて

大学の授業が始まる約2週間前にオリエンテーションがありました。龍谷大学のように学科ごとに詳しい説明会が開催されることはありません。私はESSENキャンパスのとある小さな一室で説明を受けました。そこには学生らしき3人のスタッフ。彼らは学生に一人ずつパソコンの画面を見せながら、説明します。キャンパスの構造・配置、授業のとり方、タンデムパートナーの探し方、学生証の使い方等々を一通り説明してくれました。彼らのドイツ語は普通の速度ですから、おそらく半分も聞き取れないと思います。ですが、分からないところは英語も交えて話してくれたり、授業の登録を手伝ってくれたり、お菓子や水をくれたりと、役所の人々と違い優しいので心配は要りません。とにかくオリエンテーションにはまずもって参加しておくべきです。そのことを考えるならば、3月の20日ぐらいに到着しておくのが最善です。

◎環境について

・寮(Sommerburgstr.)

私の寮はEssn中央駅からトロッコ電車(U-BAHN)で13分ほどのところに佇んでいます。まさに「佇む」かのようにおしゃれな町にとけ込んでいます。ヨーロッパの静かな町並みに憧れている人はぜひここを希望してみてください。春の終わりには線路の通りの家一面に蔦が芽生え、とてもきれいです。また、寮の近くに植物公園があります。ドイツには各地に公園があり、ドイツの人々は週末の晴れた日には太陽を浴びるためにせっせと出かけます。ドイツに住む人にとっては太陽は貴重なもので郊外の公園へ遠出することもしばしばあります。この寮は各自の部屋と、共同のキッチンと水洗トイレとシャワー室があります。まず、部屋は家具備え付きで、水面台も完備されています。キッチン、トイレ、シャワールーム(それぞれ独立した配置)は5人共同で使います。プライベートは程好く保たれているので、より多くの学生と交流できることを考えると5人を理由に敬遠する必要もないと感じます。他の寮にくらべて小さいですが、静かで綺麗で交通機能も町の質も高いのでおすすめです。ただし人気の寮なので早めに希望を届けるといいでしょう。

◎自由課題

・国外

私は今回の留学が初めての海外で驚きの連続です。それゆえ最初の一ヶ月は、空気・食べ物・慣習・お店・自然・壁・駅など数えきれい程感動していました。しかしながら、人間感動ばかりしているわけにもいかず、一ヶ月もすると次第に慣れてきます。私の場合は幸いにも友人たちの手厚い援助によりスムーズに生活を始めることができました。長期の留学をすることは現地で、その住民の一人として暮らすことでもあります。ゆえに手続き等の情報収集や留学先の友人を求めておくこと、また龍谷大学に来ている留学生とコンタクトをとることは極めて重要であると言わざるを得ません。つまり留学を決めた限りは、日本にいるときから心を開いて活動しておくべきです。また、海外生活の不安を解消する一つとして一人暮らしをしておくことを薦めます。ドイツは先進国の一つですから、日本と生活水準は同じなので、一人暮らしの経験があれば安心でしょう。