試験について

語学学校の終了試験が6月中旬に終了したので、そちらについて書こうと思います。語学学校の試験は文法、聞き取り、文章理解、作文、口頭でのテストの5つで、今までに授業で習ったことが出題されます。4時間近くテストがあるわりに休憩はほとんどなく、疲れました。

文法に関しては、授業や宿題ですでにやったことのある文の書き換えがほとんどで普通に毎日出席して宿題をしていれば問題ありません。聞き取りが苦手なので焦りましたが、2回放送されます。家族の会話を聞き取り、誰が何時に起きて家を出るなどを空欄に埋めるものでした。文章理解と作文は辞書を持ち込みが許可されますが、紙の独独しか認められません。私は電子辞書の独独しか持っておらず、買って持って行ったとしても理解に時間がかかりすぎると思ったので、辞書なしで試験を受けました。

試験結果は約一週間後にメールで届きます。表が届き、そこにクラスメイトの点数と自分の点数が載っています。60点が合格ラインで、試験を受けて落ちる人はほとんどいませんでしたが、もし落ちると補習が行われ再試験が受けられるようです。

夏休みの予定

ノルウェーへ行きます。北欧は寒いので冬は避けようと思い、夏休みに行くことにしました。首都オスロの国立美術館では有名なムンクの「叫び」が所蔵されており、その他にも北欧の厳しい自然の風景画や漁の絵など興味深い絵画があります。ドイツの美術館にもしばしば足を運びますが、国や地域による違いを感じたいと思います。もう一つ訪れる予定でいる街はベルゲンです。フィヨルドに囲まれた港町で、ドイツでは珍しい新鮮な魚がここでは売られています。古い町並みが残り、近くの山をロープウェイで登るとそれを一望できるそうです。また、オスロとベルゲンの間はフィヨルドを通り、美しい自然を車窓から見ることができるようです。

他の予定は未定で、はっきりとしていません。とりあえずは近郊のAachen,Münsterあたりを日帰りで旅行しようと思います。近くだからと思い、エッセンの世界遺産である炭鉱跡に行っていませんでした。昨日レポートを書きながらそのことを思いだし、ようやく足を運んだところです。学生証が有効な近くの見どころから潰しつつ、次の旅行の計画を立てようと思います。

絵画が好きなので、イタリアやフランスの美術館を見に行きたいと漠然と計画しています。キリスト教絵画や教会のステンドグラスや壁画、天井画もこの機会にたくさん見ておきたいです。

自由テーマ（ドイツとアニメ）

DüsseldorfではJapan Tagという日本の文化を紹介する祭りがあります。日本料理や着物、花火といった内容ですが、一際目につくのはアニメや漫画キャラクターのコスプレです。私は日本でJapan Tagほど堂々とコスプレをしている人たちを見たことがなく、またその数も凄まじかったので少なからず驚きました。ジャンプ系やセーラームーン、最近のアニメのキャラクターなど多種多様で、コスプレをするというよりも奇抜な格好を楽しんでいると思われる人もいましたが、アニメなどへの関心の高さは想像以上でした。アニメグッズや漫画、ウィッグを売る店には人だかりが絶えず、少し引いてしまうほどでした。

ケルンのドイツ人は定番どころのエヴァンゲリオンやＣＬＡＭＰの作品、攻殻機動隊、Elfen Liedなどが好きだと話していました。海外ではグロテスクな作品が受けると聞きますが、確かに日本よりも人気があるように思います。
ドイツ語に吹き替えされているアニメはいくつかありますが、最近ネット上で流行っている作品もやはりグロテスクなものが目につきます。どの程度をグロテスクというのかによりますが、少なくとも、Elfen Liedは私にとって生々しいものでした。タイトルやサブタイトルにドイツ語が引用されているので、そもそも海外で人気なことに加え、特にドイツ人の興味を引くのかもしれません。

また同じくネットでのことですが、メカ系やすごくオタクっぽいアニメ（萌え系の）も人気のようでした。私も今まで多くのアニメを見てきましたが、そのサイトでの人気作品を検索してみると知らないものもいくつかあり、興味深いです。私見ですがなかなか偏った趣味だと思います。ジブリのような万人向けのアニメも人気ですが、萌え、グロ、エロの意外な人気にも驚きました。

ドイツ語の吹き替えを見ていると、なるほどと思うような訳され方をしていて面白いです。特にジブリのアニメだと、ドイツ語の音声とドイツ語の字幕が表示されるのでお勧めです。普通は音声と字幕が一致しないのですが（短く言いかえられたりします）、ジブリは音声を逐一文字にしたような字幕と普通の字幕を選ぶことができるので、聞いてわからなくても文字で理解したり、わからない単語を調べるのが楽だと思います。

左：寮の前の道。緑がいっぱいです。

真ん中：Zollverein

右：Zollvereinの屋上から見た景色。