① 授業紹介
前期ではドイツ語の授業、ビジネス英語の授業、国際政治学系の授業(英語開講)とDDRについての授業(独語開講)を受講しました。ドイツ語の授業はレベル別(A1.1~C2.2)になっており、私はA1.1、A2.1、A2.2を受講しました。授業のやり方は先生により様々です。教科書にそってやるものもあれば、グループワークやアクティビティが多いもの、短いプレゼンテーションを定期的にする授業もありました。A1.1のクラスでは自己紹介から始まり、簡単な日常会話レベルの習得が可能です。A2.2ではひとつのテーマについて会話をしたり、長文を読んだり、カジュアルな形式でブログを書いたりと生活に必要な大体のことは学ぶことができたと感じました。夏期講習でB1.1を履修しましたが、ディベートや自分の意見を発言する場が多く難易度が格段にあがったと感じました。ビジネス英語の授業では教科書にそってビジネスで用いられる用語を勉強したりしました。国際政治学の授業は10人~15人程度のセミナー形式の授業で英語で開講されました。日本の授業とは違うと感じたところは、授業中にその日の講義内容のインプットとアウトプットができることです。知識を得るだけの授業ではなく、授業の内容について思ったことや意見、疑問を授業中に学生同士で交換し、議論します。日本のように講義室での授業ももちろんあります。DDRの授業は100人程が収容できる講義室でパワーポイントをつかって行われました。その中でも講義内容に対し学生が意見する場面が多くあり学ぶことに対する意欲を感じられました。
② 試験について
ドイツ語の授業はWriting, Listening, Reading, Speakingの試験がありました。Writingは友人宛ての手紙や日記を授業で習った文法を用いて40words以上の文章を書く課題が2つ出されました。Listeningは会話や、広告や絵についての説明などの聞き取りです。Readingは文法問題などはなく長文を読んで問に答えるという形式でした。Speakingはクラスによって違い、A1~A2では先生や生徒との会話、B1ではプレゼンテーションをしました。ビジネス英語の授業では特定の企業についてその戦略や事業成功の要因などを分析しプレゼンテーションをしました。国際政治学の授業ではいくつかのテーマが出され、そこからひとつ選んでレポートをA4で10枚程度書きました。日本の授業では最終講義の日にレポートを提出する授業はほとんどでしたが、こちらでは授業が全部終わってから一ヵ月間レポートを書く期間が与えられます。書く量も読む文献も多いので試験勉強と同時進行でレポートを書くのは難しいからだと思います。語学系以外の授業に関しては、交換留学の学生は提示された書類に担当教員のサインをもらえばテストを受けずに単位が承認されるようです。しかし、教員によってはサインを断るひともいるので受講するまえに確認をしたほうがよいです。試験結果は試験から2週間ほどで大学のポータルから確認することができます。