① 試験について
後期の試験は2月中旬から始まります。ドイツ語の試験は前期と同じように、リーディング、リスニング、ライティングは主に学期末のペーパー試験で、スピーキングは通常の授業での発言やプレゼンテーションで評価されます。スピーキングの授業はスピーチと授業での発言で評価されます。テーマはリストから選択できるようになっており、選んだテーマについて10分程のスピーチをします。単語トレーニングの授業はペーパー試験のみですが、覚えなければならない単語の量が他の語学テストのどのテストよりも多いです。語学系以外の試験は前期同様、交換留学の学生は提示された書類に担当教員のサインをもらえばテストを受けずに単位が承認されるようです。しかし、教員によってはサインを断るひともいるので受講するまえに確認をしたほうがよいです。試験結果は試験から2週間ほどで大学のポータルから確認することができます。
② ドイツのクリスマス
日本では、クリスマスにはクリスマスケーキ、チキンを食べる文化が精通していますが、ドイツではその文化はありません。私が訪問したドイツの家庭では、イブの晩に普段より手の込んだ料理を食べ、その日の晩にツリーの木元に飾られたプレゼントを家族みんなで開封しました。クリスマス当日は、特にすることもなく店も閉まっていたので近所を散歩したり、DVDを観たりしてのんびり過ごしました。また、日本のクリスマスツリーは既製品で毎年同じものが使えますが、ドイツの一般家庭のツリーは本物のモミの木を使用していて、毎年新調されます。私は日本では既に綺麗に飾りつけされたツリーしか見たことがなかったので、クリスマス前にスーパーの野菜売り場の隣に無造作に売られ、クリスマスの時期が終わると家の前に捨てられているモミの木を見ると情緒が感じられず、少し切なかったです。
私はドイツで過ごす初めてのクリスマスをとても楽しみにしていました。しかし、現地の人がクリスマスはストレスだ、喧嘩が絶えないとネガティブなことを言っているのを耳にし、疑問を感じていましたが、ドイツのクリスマスを体験して納得しました。日本のクリスマスは友人や恋人と過ごすのが一般的ですが、ドイツ、欧米諸国では家族が集まる日です。そのため、学校もクリスマス休暇に入り学生は地元に帰省し、基本的に仕事も休みになり家族全員がひとつの家に勢ぞろいします。普段別々に暮らしている家族や親戚が集まって生活するとトラブルも起きます。日本の正月のようなものです。
次に、世界的に有名なドイツのクリスマスマーケットについて紹介します。クリスマスマーケットでは、そこでしか食べることが出来ない特別な料理や工芸品に出会うことができます。グリューワインを飲みながらクリスマスマーケットをまわるとドイツのクリスマスの雰囲気を味わえます。グリューワインのカップのデザインは場所によって異なるので各地のクリスマスマーケットを巡って様々なカップを集めるのも楽しみ方です。他にも、マーケットには木で作られたおもちゃや置物などの工芸品が多く売られています。近年クリスマスマーケットで売られるものも変化しているようで、例えば日本の盆栽やインドのアクセサリーなど国際色豊かです。昔は手作りの工芸品が多かったが、最近は既製品が増えたと話す老人もいました。注意点ですが、クリスマス当日はマーケットは開催されません。ほとんどがクリスマス前には撤退してしまうので街でクリスマスの雰囲気を味わえるのは、クリスマス前の24日間(Adventszeit)と言われています。