・カルチャーショックについて
カルチャーショックと言うより、少しドイツに失望した部分はありました。まず私はドイツの典型的なイメージとしては規則に厳しく、律儀なイメージがありました。それに私が会ったドイツ人にはそれらに当てはまっていたからです。しかしそれは偶然私がそのような人に出会っていただけだということがわかりました。まず空港に到着したその日にそのイメージが崩されました。まず一つ目に駅のホームに普通に煙草の吸殻が落ちていたことです、確かに空港の近くで外国人も多く一概にドイツ人がしているとは言えませんが、すごくショックを受けました。さらに街中の壁には落書きが多くあり、日本だと社会問題になるような程でした。さらに一番違ったのは店員の接客の仕方です。日本と比べるのは極端かもしれませんが、こちらはとにかく雑です。普通に客がいる前で携帯をいじったり、レジに二、三人並んでいる程度だと、「少し待ってくれ」と言って普通に飲み物を飲んだりしていて、日本ではありえないと思いました。しかしこのように聞くと悪いイメージばかりに見えるかもしれませんが、逆に店員と客に距離がないため、気軽に話したり、愛想のいい人だと普通に冗談を言って来たり、こちらが外国人であるのを考慮してこちらのドイツ語を訂正してくれたり、「ドイツ語は難しいから頑張れ」など言ってくれたり、こちらの店員は客と話すのも一つの楽しみにしているようにも思いました。
・日本人とはどのように見られているのか
東アジアの内の一つである日本、しかし海外に行くとおそらくほとんどの東アジア人は中国人ばかりだろう。現に私の周りにもたくさんの中国人や中国人の友達もいる。しかし西洋人からしてみるとその見分けがつかずよく中国語でニーハオとあいさつされることがよくあります、日本人だというと皆驚いて、若い人だと、ポケモンが好きだなど日本のサブカルチャーの話題になります。しかしもっと違う反応を示した方もおりました。ある日、私の日本人の友人がバス停でご老体に席を譲ったとき、その方が「中国にいる時もそんなことをするのか」と聞いてきたのでそこでまた日本人だと返すと、その方が態度をころりとかえて、握手を求めてきて「間違えてすまない、年寄りに気づかうなんてさすが日本人だ」とリップサビースをいただきましたが、やはり中国人の方が多く日本人が珍しいのか、大体の人は驚き、日本を褒めてくださる方や好感を持ってくれる方が多く日本人としても誇らしく思えました。しかしこれらのイメージは、バブルの時はよくないかもしれませんが、先人の日本人の方々が作り上げてきたものなので、より一層、郷に入れば郷に従うという諺があるように、もっとドイツのマナーを知り、ドイツ人から見て好感をもたれるような行動をしようと思いました
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