① 余暇の過ごし方
授業期間中は課題に追われ忙しくしているので、週末は映画を観たり外でご飯を食べたりと大体リラックスして過ごしています。図書館は週末でも開いており平日のように混雑もないのでゆったり勉強したりしています。長期休暇には旅行に出かけることもできます。私が住んでいるデュッセルドルフはドイツの国境近くに位置しており、隣国のオランダやベルギー、フランスなどへの旅行がしやすいです。アムステルダムまで速い電車で2時間程、ブリュッセルまで3時間程、パリまではベルリンまで行くのと同じで4時間ちょっとで、しかもシェンゲン協定に加盟している国であれば国境検査(パスポートなどのチェック)なしで国間の移動ができるので日本からの海外旅行と比べるととってもお手軽です。
ヨーロッパでの移動手段としてバスはとても便利だと思います。私がバスでイギリスに旅行した際、27ユーロでデュッセルドルフからロンドンまで行くことができました。所要時間は合計11時間程かかりますが、途中、バスごと船に乗りこんでの海の移動が3時間ほどあり、船のなかにはバーやレストラン、免税店などがあるので退屈することなくリラックスして時間を過ごすことができました。
他の手段だと、「BlaBlaCar」と言って一般の人が車でどこかに行く際に他の席があいている場合、同乗者を探し車の持ち主が設定した金額に納得した人がお金を払って同乗させてもらう、いわゆるカーシェアリングがとても人気です。それもホームページから簡単に検索することができます。
さらにDeutsche Bahn(ドイツ鉄道)の有料会員になればDBのすべての切符が25%、または50%オフになるシステムもあります。このBahnCardは一年間有効なので持っておくとお得かもしれません。
② 難民大量受け入れによる影響
9月4日に独首相アンゲル・メルケルはシリアやアフガニスタンからの難民の無条件受け入れを発表し、それによってオーストリア経由でドイツに入国する難民が9月だけで20万人を超えました。
ドイツの大半国民は戦争難民を歓迎をしており、私の友人も使わなくなった子供服などを難民支援団体に送っていました。また、私は旅行先でシリアの内戦から逃れてきた家族と偶然出会い、お話しする機会を得ることができました。その家族は現地の住民と談笑し合ったり、生活を支援してもらったりと、国民と難民が自然に共存している様子をみることができました。戦争難民として新たな地で生活を始めることによる住民とのトラブルも心配しましたが、私が出会った家族はそのようなことはなく安心しました。一方では、西洋のイスラム化に反対する欧州愛国主義者による外国人排斥運動が再び熱をあげていることもテレビニュースなどで見受けられます。難民受け入れに反対する抗議デモ、難民シェルターを狙った放火事件なども起こっています。「難民の権利に上限を設けない」と宣言するメルケル氏に対する国民の風当たりも強いです。
わたしが住んでいるデュイスブルグでは難民受け入れによる目立った変化はみられませんが、外国人局が混雑しているようでビザの予約がとりにくくなっています。今の状況で電話をしてから予約がとれるのが3ヵ月先だそうです。ドイツビザは基本的に入国から3ヵ月以内にとらなければいけないので、来期留学される方ははやめに予約をとってもらえるようにバディにお願いしたほうが良いと思います。