Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東フィンランド大学
2017年11月号  国際文化学部 L.U

カルチャーショックについて


幸いなことに一度もホームシックになっていませんがポジティブにもネガティヴにも感じたカルチャーショックがいくつかあります。1つ目はアパートの環境です。玄関のドアに取手が付いておらず、鍵をさしながらグッと引っ張らないと開きません。部屋は電気を付けていてもとても暗く、ランプを2つ買い足しましたがそれでも勉強するのには暗いです。フィンランド人が暗いのを好むからだそうです。ヒーターも付いているのですが、フィンランド人にとって寒い気温にならないと付かず、寒さに慣れていないと結構寒いです。シャワーはひねるだけではシャワーにならず、蛇口を引っ張ってからでないと使えません。キッチンのコンロも火ではなく電気なので火加減の調整が難しいです。誰も使い方等を教えてくれないので分かるまで不便ですが慣れると大丈夫です。2つ目は交通面です。横断歩道を渡ろうとすると基本的に車が止まってくれます。バスも時間通りに来ます(雪が降ると遅れますが…)。さすがフィンランド!と感じたのはベビーカーを押している人はバス代を払わなくてもいいということでした。そしてバスの融通性にも驚きました。必ず対応してくれるわけではないと思いますが、お年寄りがバス停のない所で降ろして欲しいと伝えた時、何事もなく停まっていました。私がバスを乗り間違えたときも本来乗るべきだったバスの乗り場近くまで運転してくれました。フィンランド人は本当に優しいです。

 

物価について

北欧は物価が高いと言うイメージがありますが、個人的には日本にいるときと全体的に使うお金はあまり変わらないと思います。まずは食品ですが、ヨーロッパなだけあって乳製品は安いです。チーズやヨーグルトは種類も豊富なので飽きないです。食パンはサイズが大きい割に安いです。ただ菓子パンやお惣菜パンは少し高めです。お肉も高めなのですがミンチ肉は日本と値段が変わりません。加工肉の製品も安いのでいつもどちらかを買っています。野菜や果物類は量り売りになっていて日本と比較しにくいのですが、安いイメージはありません。1番ビックリしたのはペットボトルに入ったコーラが2.5€もすることです。ペットボトルの飲み物は高いのでパックタイプのジュースがオススメです。次に外食ですが、普通のレストランは高いです。チェーンのファーストフード店も少し高いです。ただグリルと呼ばれるピザやケバブが食べられるお店は安いです。2人でも食べきれない大きなピザが8€であったりします。カフェも安く、紅茶コーヒーが1〜2€,ケーキが3〜5€で食べられるので友達と良く利用します。衣類が1番日本と値段が変わらないイメージです。冬の防寒着が心配でしたがリーズナブルに揃えることが出来ました。掛け布団と枕もセットで10€だったりと安いです。贅沢をしなければ物価が高いフィンランドでも上手くやりくり出来ます。