Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東フィンランド大学
2011年11月号 文学部 K.F

試験について

 

 

パーティー1

私が受けた試験科目の中から、タイプの異なる3つの試験を代表して書きたいと思います。

1つ目はAmerican studiesです。この授業の試験は論述です。これまで受けた授業内容と課題図書が試験範囲でした。課題図書は約300ページで内容はかなり詳しく書かれていました。高校で世界史Bを学んでいた人は予備知識としてかなり役立ちます。英文の難易度はTOEFLとほぼ同じぐらいだと思います。Readingが心配だと言う人も安心してください、フィンランドの学生も難しいのではないかと先生が言っておられました。試験時間は2時間とかなり長めで、問題は12個ありその中から4個選んで答えるというものでした。最低150~200語は書かないといけません。私は二時間以内にすべて解答することができましたが、単位が取れているかどうかはまだ分かりません。

2つ目はPhoneticsの試験について書きます。試験は6択問題でしたが、正直かなり難しく、追試を2回受けました。Finlandでは追試を何度も受けることができます。また私情に合わせて各々都合のいい日に受けることができます(この場合は事前に担当教員に知らせる必要があります)。もしこの授業をとろうと計画しているなら、留学する前に日本語の本で勉強しておいた方がいいと思います。また英文科の学生なら龍大の授業でPhoneticsがあったと思います。

3つ目はFinnishⅠです。試験内容は筆記試験、リスニング、口頭試験の3つでした。筆記試験では文法、単語、長文読解でした。中学校の英語のテストに少し似ていると思いました。リスニングは筆記試験の前に行われ、担当の先生がその場で発音したものを書きとるというものです。中身は主に人の名前、数字、5W1H 型のQuestionでした。口頭試験は2~5人程のグループで行われます。前に先生が座り各自に簡単な質問をします。途中までは同じ質問ですが、最後2問程は各々違う質問が成されました。最後に試験中は日本と違い大教室でも試験官が一人でした。リラックスして試験に臨めると思います(私は緊張しましたが)。口頭試験の時は先生がケーキを食べながら質問をしていました。

 

 

治安、危険を感じたこと、トラブル等について

 

 

雪の日に家の前で

Joensuuの治安は日本とかなり似ていて、静かで安全な街だと思います。夜中に出歩いてもなんの危険もありません。たまに金曜や休みの日の夜にCity Centerにいると酔っ払いに絡まれることがあります。でも、日本と違い酔うには酔っているのですが、泥酔している訳ではなく意識を保っているので、変な絡まれ方はされません。せいぜいフィンランド語で話しかけられるだけです。

私の勝手な想像だったのですが、来たころはオオカミやクマが出るのではないかと思っていたので、夜中の林道は闇と静寂に包まれ非常に恐怖したことを今でも覚えています。実際オオカミやクマはJoensuuでは出たことがないそうです。11月の中旬から気温が下がり今では昼間でもマイナスです。雪もついに先週(11月3週目)降り出しました。地面にできた氷が雪で隠れて見えないため、すべらないよう注意する必要があります。私も自転車を押しながら歩いていたら、自転車が滑りそれに釣られ転んでしまいました。幸い怪我は無かったのですが、自転車の一部と腕時計が壊れてしまいました。その横ではフィンランド人の学生も奇声を上げ転んでいました。

トラブルについてですが、こちらに来てから大きなトラブルは起きていません。ただ唯一あったものとすれば、日本から持ってきた三井住友VISAカードが使えなかったことです。しかし、私はもう1つ新生銀行のカードを持って来ていたため特に困りませんでした。留学を考えている方はカードを2枚持って行った方がいいかもしれません。

 

 

プレクリスマスパーティーについて

 

 

パーティー2

フィンランドではクリスマスは家族と静かに家で過ごすのが常で、カップルや友達とすごす日本とは違います。そのためクリスマスの1カ月前程から友達同士で集まるプレクリスマスパーティーを行います。どのようなことをして過ごすかといいますと、留学生のためにフィンランドのクリスマスに食べる伝統料理を振舞ってくれます。伝統料理はプーラ、バン、グロギーの3つです(多分, 合っていると思います)。私の主観ではプーラとバンは菓子パンみたいなものです。この二つはレシピさえあれば日本でも簡単に作ることができると思います。グロギーは少し酸味のある飲み物で温めて飲みます。確か、何か香辛料が入っていたと思います。サルミヤッキ(失礼は承知ですが、本当においしくない)というフィンランド人の大好きなお菓子を食べて以来、フィンランド独自のものには少し抵抗を持っていたのですが、グロギーは美味しく頂くことができました。また、ヨーロッパから来ている留学生が母国のクリスマス伝統料理を持って来てくれました。日本ではクリスマスが商業主義のために広められた物なので伝統料理がないのが残念でした。パーティー自体はこれらの料理を食べながら、ゲームや歌やおしゃべりなどをしました。このような催しを開いてくれた人たちには感謝の気持ちでいっぱいです。楽しい時をありがとう。そして Merry Christmas!!

クリスマスの食べ物 in Suomi