Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東フィンランド大学
2012年4月号 文学部 D.T

この1年を振り返って―

まず1番に言えることは、留学に行って本当に良かったということです。そしてまた、フィンランドという国を選んで良かったです。4回生での出発という、ある意味リスキーな決断をしてから、出発前は不安な気持しかありませんでした。帰国後のこと、本当にこの決断が正しかったのか、向こうに行ってうまくやれるのか。それから約10カ月が経過し、このレポートを書いている今でも、まだ不安な気持ちがあるのも正直なところです。ただ一つ言えることは、留学に行くという決断は絶対に間違っていなかったということです。文字にしてうまく伝わるとは思いませんが、この数カ月間、本当にいろいろなことを深く考えたられたと思います。日本というある意味閉ざされた世界に20年間暮らしていて、外に出て、外国人と生活し、外国語を使ってコミュニケーションをし、外国の文化を肌で感じてきた1年間、今までの人生において間違いなく無駄ではなかったし、自分の中でいろんな考え方の変わった1年間でもありました。それがいい意味であっても、悪い意味であっても、日本にいて経験できなかったことである限り、自分にはプラスだったように思います。初めて海外に出てみて、外国人の素晴らしさ、文化が違うことの素晴らしさ、言語が違うことの素晴らしさ、また逆に、日本の素晴らしさに気づけたことも自分の中では大きな収穫でした。

 

帰国後どう留学経験を生かす予定なのか―

おそらく留学後の過ごし方が、この経験の優劣を決めると言っても過言ではないと思っています。長期の海外旅行だったとならないよう、10カ月の経験を日本の生活に還元していかなければならないと思います。私は現在4回生なので、進路を考える時間も差し迫っています。英語学習を続けることももちろん、卒業後の動向まで考えなければなりません。とても厳しく、長い道のりになるとは思いますが、留学中の経験を思い出し、自分の夢に向けて進んで行きたいと思います。

 

自由テーマ―

最後の自由テーマは、この留学に関わってくれたすべての人に感謝の気持ちを伝えたえる場として使いたいです。出発前からたくさん協力してくださり、相談にのって下さった国際部の皆さん、広田さん、瀬尾さん、渡航前の準備、渡航後の情報をいろいろと教えて下さった先輩方、常に日本からエールを送ってくれた家族、友達、留学中一緒に切磋琢磨していろんな経験をした留学生の友達、フィンランド人の友達、本当にみなさんがいなければ、今このような気持ちで留学を終えることが出来ていないと思います。今思い返せば、本当に長いようで短かった留学生活でしたが、どの瞬間瞬間も、今ではとてもいい思い出です。協力、応援して下さったみなさん、本当にどうもありがとうございました。