Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東フィンランド大学
2014年3月号 国際文化学部 F.K

カルチャーショックについて

フィンランドは、日本と似た雰囲気があるので、これといったカルチャーショックを感じたことはありません。しかし、時々、日本とは異なるなぁと感じることもあります。例えば、道端や学校の近くで普通に小学生から中学生くらいの子どもたちが煙草を吸っていたことです。初めて見た時は、あんなに若い子たちが煙草を吸っているのに誰も注意しないのかと衝撃を受けました。また、買い物をしているときもカルチャーショックを受けました。例えば、商品が落ちていても誰も拾おうとせず、そのままにしてあることが多々あります。レジでお金を払うときは、必ずMoi(こんにちは)かTerve!(どうも)と挨拶します。お金を払い終わった時も、Kiitos!(ありがとう)と挨拶します。私が日本にいるときは、買い物に行ってお金を支払うとき、あまり挨拶はしていなかったので、慣れるまで少しかかりました。他にも、気温や日照時間の短さには驚きました。マイナス20℃に達したときでも、フィンランド人は普通に外を歩いていました。また、フィンランド人は多少の雨では傘を差しません。と言っても、日本のように土砂降りの雨はそんなにないので、困ることはありません。

 

フィンランドの食事について

フィンランドの食事が一番わかりやすいのは、大学の食堂でご飯を食べる事だと思います。食堂のご飯は日替わりで、何種類かメインがあり、選ぶことができます。ベジタリアン用のメニューや、サーモンや鶏肉などを使ったメイン料理もあります。しかし、サーモンや鶏肉などのメイン料理は、普通のメニューの物と比べ、少し値段が高くなっています。普通のメニューであれば、学生料金の2.35€(最近値上がりしました)で、ジャガイモとミートボールなどのメイン料理とサラダ、パン、飲み物がセットになっています。サラダとパンは取り放題なので、野菜不足にならないようしっかり取るようにしています。食堂で一番多いメニューは、ゆでたジャガイモとミートボールに何かソースをかけるものや、ジャガイモとフィッシュフライにソースをかけるものなど、基本的にこちらの料理はソース系をかけて食べるものが多いようです。食堂では、お米も良く出ます。日本と味は違いますが、カレーのようなものがあったり、グラタンがあったりとメニューはとても豊富で美味しいです。ロヴァニエミに行った際には、トナカイの肉を食べました。トナカイの肉には、マッシュポテトとベリーソースが添えられていて、とても美味しかったです。スーパーでよく見かける魚類は、鮭とニシンなどで他の魚はあまり見かけません。貝類も冷凍物ならあるようですが、生のものはあまり見かけません。肉類に関しては、特に困ることはありません。野菜も値段は少し高いですが、日本と同じような食材があります。美味しい食事を食べることが1日の楽しみの一つでもあります。