Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東フィンランド大学
2015年10月号 経済学部 D.K

―環境について―

今月号のテーマは環境ということで、このマンスリーレポートでは、主に住居について取り扱いたいと思います。私は今、Riverside Residenceという、入居者がほとんど留学生のアパートに住んでいます。おそらく、東フィンランド大学へ留学する学生は、住居に関して2つ選択肢の中からどちらかを選ぶことになると思われます。1つは、先程紹介した、Riverside Residenceで、もう一つはElliという民間の会社が提供している学生アパートです。私も、当初はどちらにするか大変悩みました。といのは、Riverside Residenceは街の中心部に位置しており、すぐ向かいにはスーパーマーケットがあり、更には大学まで自転車で10分もあれば着くという、大変立地条件、アクセスが良い物件です。しかし、その分Elliと比較して、部屋は小さく、家賃も高いです。一方、Elliは家賃も比較的安く、部屋も広いですが、大学まで自転車で約30分もかかり、立地条件に関してはとても良いとは言えません。私は結局、冬になり雪が積もった時の通学のことを考え、大学まで徒歩でも行ける、Riverside Residenceを選択しました。先程も言及したように、Riverside Residenceは学生のためのアパートです。そのため、平日はまだましな方ですが、週末ともなれば、大変うるさくなり、更にはRiverside Residenceの1階はバーの様なお酒を飲むお店で、毎週末ではないですが、週末になればコンサートの様なものが催され、音が響き渡り、大変うるさいです。しかし、私はあまりそういう事を気にしない方なので、特にRiverside Residenceに不満はありません。ただ1つ不満を挙げるとしたら、キッチンについてです。Riverside Residenceのキッチンは共用で、いつでも作りに行けば他の留学生がおり、賑やかです。もちろん、語学力向上にはよい機会ですが、ゆっくり食事を楽しむことが出来ません。食事の時くらいはゆっくりとしたいと思っているので、やはりキッチンに関しては、不満があります。

 

―フィンランドの自然―

今月号の自由テーマではフィンランドの雄大な自然について取り扱いと思います。私は今、東フィンランド大学で、Place Marketingという講義を履修しており、その講義では主に、観光地はいかに地域住民や企業、更には環境も含めたすべての利害関係者の利益を最大化しながら、より多くの観光客を誘致できるか、ということについて勉強しています。その講義の中で、他人からの観光地に対する評価は、人が旅行先を決める際の重要な決定要因の1つになりうるということを学修したので、もしこの私のマンスリーレポートを見て下さった方が、少しでもフィンランドに行きたいと思ってくれることを願って、フィンランドの素晴らしい自然について取り扱いたいと思います。おそらく、多くの日本人はフィンランドの自然が素晴らしいということは知っているでしょう。しかし、本物のフィンランドの自然は皆さんが想像している自然よりはるかに素晴らしく、圧巻でしょう。私的な感情も相まってですが、私は東フィンランド大学がある、ヨエンスーという街に着いた時、あまりの自然の素晴らしさに涙してしまいそうになりました。本当にその位圧巻で、正直この素晴らしいフィンランドの自然を表現するための適切な言葉を見つけることが出来ません。フィンランドは自然との距離が近く、自然はいつでも、身の回りにありふれています。なので、日本のように自然を堪能するため、車で数時間かけてどこかスポットへ行く必要はありません。しかし、私が是非皆さんに行ってほしいスポットはヨエンスーから車で約1時間のコリ国立公園です。フィンランドを代表する作曲家、シベリウスはここからの眺めにインスパイアされて、交響詩「フィンランディア」を書き上げたと言われています。フィンランドはよく「森と湖の国」と呼ばれますが、コリ国立公園はまさに、それを体現している場所で、森、湖そして、岩盤のコントラストが訪れる人々を必ず圧巻させます。この様に、フィンランドの自然は本当に素晴らしです。ですので、皆さんがいつかフィンランドを訪れて、この自然を堪能して下さることを願っています。