Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東フィンランド大学
2016年9月号 国際学部 S.S

<オリエンテーションについて>

9月1日から土日の休日を挟んで3日間に渡って留学生向けのオリエンテーションがありました。ホールを埋め尽くす世界各国から集まった留学生を見ると東フィンランド大学がいかにインターナショナルな環境にあるのかということに驚かされます。オリエンテーションの内容は履修登録の方法や大学の設備などの必要事項から警察官によるヨーエンスに住むためのレクチャーなど多岐に渡る項目のプレゼンテーションがありました。その中でも多くの留学生が興味を示していたのが学生団体のプレゼンテーションでした。この団体はErasmas Student Network (ESN)というヨーロッパ最大級の学生団体で、彼らは留学生や現地の学生たちを融合させ、より良い経験をする機会を提供する活動を行っています。例えばCity Orienteeringというヨーエンスの町を留学生がチームを作って周り様々なミッションをクリアしていくというようなイベントやLanguage Café という留学生同士が言語を教えあうイベントを企画しています。各イベントは企画から予算決定、実行までほとんど学生によって行われており留学生でも企画者になることができます。私はESNのミーティングに一度参加したのですが、メンバー1人1人が企画を提案し、それに当たっていかに自分が主催者としてふさわしい人物であるかをその場でプレゼンテーションしているのを見て、各学生の行動力や発言力、積極性にとても驚かされ自分もこんなに自信を持って発言できるようになりたいと良い刺激になりました。

<チューターについて>

東フィンランド大学に留学するにあたり、各留学生にチューターが付き留学前や後に必要な手続きなどを手伝ってくれます。チューターとは留学の1ヶ月前の8月頃にメールでやり取りを始め、留学前に大学や現地について詳しく聞くことができます。また現地到着後のチューターの役割は、留学生を駅や空港に迎えに行き宿泊地までの案内や大学での手続きをサポート、またその他に留学生が何かわからないことに出会った時にサポートしてくれます。また事前に申し込んでおいたサバイバルパッケージ(大学からの食器や寝具の貸し出し)やアパートの鍵を留学生の代わりに取りに行き到着時に届けてくれます。私は現地到着後アパートのインターネットにトラブルがあり、使えない状態でした。そのことをチューターに相談すると、解決方法を一緒に考えてくれ、ポケットWi-Fiが便利で安く使えることを教えてくれました。またその Wi-Fiの設定もフィンランド語であったため快く手伝ってくれました。私たちのチューターは本当に面白く、頼り甲斐のある方ですぐに打ち解けることができ、日本のゲームが好きな方だったので一緒にゲームをしたりみんなでお好み焼きを作ってあげたりしました。留学生にとって分からないことだらけの異国の地でこのチューターシステムは本当に助かるなと思いました。