東フィンランド大学
2017年2月号 国際学部 M.Y
私は今のところ試験は1つ(survival Finnishという超入門フィンランド語講座)しか受けたことがありません。先生によって難易度が異なるようですが、もし一回目がダメでも、もう一度別の日に受けることができるので安心です。そのほかの授業は、レポートやプレゼンテーションなどで成績評価されます。web courseといって、先生からメールで添付された資料を読んで、レポートなどを提出し、単位がもらえる授業もありますが、私はせっかくなのでレクチャー式の授業を多く取っています。授業の形式も様々で、ずっと講義を聞く授業から、少人数グループを作り、そのメンバーで集まる日を決めて、指定の本を読み、ディスカッションをし、それらについてまとめたレポートを提出するものなどがあります。フィンランドの教育制度だけでなく、様々な国の制度であったり、考え方を聞くことができて、とても刺激があります。
晴れた日に凍った湖の上で寝っ転がると
本当に気持ちがいいです!
*フィンランドの学校訪問
教育学部では、フィンランドの教育制度について学べる授業がいくつか用意されており、授業の課題として、実際に現地の小中高校に見学に行くことができます。先日私は、最近新しく建てられたばかりの小学校に見学に行ってきました。今までいくつかの学校を訪問してきたのですが、この学校の特にいいなあと思ったところは、教室の前にコモンエリアがあるところです。
1.2年生、3.4年生、5.6年生の3つにグループ分けされていて、それぞれの教室の前に上の写真のようなコモンエリアがあります。ここには、ソファーやクッションなどがあり、授業中にこのエリアで課題をすることもできます。学校を子供達にとって居心地のいい場所にしよう、という発想が日本とは違うのかなと感じました。また、子供達だけにではなく、先生方にとっても過ごしやすい環境が整えられています。職員室には、家にあるようなコンロやシンク、冷蔵庫などが完備されており、休み時間のたびにコーヒーを飲みお菓子をつまみながら談笑する先生方の姿を見ることができます。このように、フィンランドの学校は、子供達にも先生方にもストレスが少なく、アットホームな雰囲気があって、とても素敵だなあと感じました。