グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東フィンランド大学
2019年5月号 国際学部 S.K

留学を振り返って

私は交換留学の応募の締め切り直前に留学を決意し、あっという間に留学が始まったという気がします。何度もお伝えしてはいますが、私にとって大学生活で2度目の長期留学でした。1度目の頃からは学年も重ね、英語圏ではなく、冬でも10度はあったオーストラリアの以前の留学先とはまるで真逆の、春にでもまだ雪が残るフィンランドでの9ヶ月間でした。

今回は自分の新たな領域である、教育学に力を入れる留学となりましたが、日本では確実に学べていなかったような、体験型の画稿見学などの授業、自分で授業計画をしてみる授業により、新しい形で教育を学びました。フィンランドの教育機関を知ることで、日本の仕組みにも着目できたり、教育上でフィンランドにあって日本にないもの、日本にあってフィンランドにないものを比べたりすることができました。大学生活が終わりかけて、就職活動を視野に入れ始めた頃に教育系に興味を持ち始め、学生生活を半年延長しての交換留学をすることを決心した時、正直友人から一歩引かれたような反応が返って来ることもありました。また、自分自身、集団社会である日本社会で長年過ごしてきた身であるため、やはり就職活動は考えものでしたし、大多数の人と違うことをするということにはそれなりの覚悟がいることだと思います。私自身、我が道を行くタイプの人間ですが、実際就職活動を大半の同級生が終え、4月から新社会人になった同学年の友人をみると、ああ、本当にこれで良かったのかと思うこともありました。留学生活が終わりかけている今も、実際思うことはあります。まだコースが終わっておらず、私は他の日本人の留学生より少し長くフィンランドに滞在することになります。もうほとんどが日本に帰国しましたし、その人たちともたまに比べてしまう時もあります。ですが、今は私の選択は正しかったと思います。1年前の今日、UEFからちょうど入学許可証を受け取りました。その時、ワクワクしていた時の自分のように、今の私はこれからの未来にワクワクしています。

大切なことはお金では買えません。お金で買えるものは全部、目に見えるはっきりしたものだと思います。留学では確かに時間もお金もかかります。しかし、お金では絶対に買えない大切な知識や交友関係や思い出が増えます。私は学生生活を延長してフィンランドにきて本当に良かったと思います。海外旅行も好きで、留学も含め、何カ国かに短期で住んだことがありますが、フィンランドはその中でもダントツで帰ってきたいと思える場所です。もちろん、それはフィンランドで出会った大切な友達もいますが、私はフィンランドの自然の虜になりました。長い暗い冬でさえ、1週間でのたった1日の太陽の輝きで幸せを感じられる国は他にないと思います。そして、日本人と似ている所の多いフィンランド人、しかし、日本人よりももっともっと、家族行事を大事にし、誰に対してもウェルカムです。そんなフィンランド文化も、私はとても好きになりました。未だにフィンランド人のサウナへの愛情はなぜそんなにも大きいのかわかりませんが、そのような点も含めて、フィンランドが好きです。

よく、留学生活があっという間でした。という言葉を経験者から耳にしますが、私は冗談抜きでこの9ヶ月間、1日が10時間くらいしかなかったのではないかと思うほどです。もう少しで帰国しますが、それまでの間、1日30時間くらいになってほしいです。もう少しの学生生活、存分に楽しみたいと思います。

 

帰国後について

私はフィンランドで少しずつ就職活動をしているのですが、先月中頃からスカイプ面接を少しずつ受けています。(中にはエントリーシートとテストを通過しても、次の選考である面接やグループディスカッションに行かないといけない企業は辞退せざるを得ませんが。)帰国後は企業に行って、面接の続きを受けたり、今後のライフプランについて真剣に考えたりしていきたいと思います。もう学生というこの上ない職業が終わってしまうと、寂しい気もしますが、私は今後の人生、自分がどんな行動をとるのかすごくワクワクしています。私は基本的に運がいい人間なので、今後に辛いことがあっても、楽しいことや嬉しいことはその2倍3倍だと思っています。このようなポジティブな考え方は、大学1年生の時には持っていなかった考え方だと思います。1度の短期留学、2度の長期留学を終え、大学4年2ヶ月間、現在で普通の学生より数百人多くの人と出会ってきたと思います。もちろん、留学に行ったことで連絡をしなくなった友達もいますし、留学中に出会った人みんながいい人で友達だったということではありません。ですが、3度の留学は私に自身のこと、人間関係、生き方、表現の仕方、数え切れないことを教えてくれました。9月までは学生なので、それまで存分に脛をかじらせていただき、それからは一人の自立した大人として、キャリアを積んで、次の目標である35歳までにEU圏移住の夢を叶えたいと思います。

最後ではありますが、この場をお借りして、私の留学生活に携わっていただいた全ての方々に感謝いたします。面接時にはありのままの私を出しすぎ、スーツも着ずに面接に臨み、面接を楽しんでいたにもかかわらず、選んでいただいた職員の方々、出国前は特に、留学中も影で支えてくださったサポートデスクの皆さん、いつでも応援してくれた家族や友人、フィンランドで出会った友人、一つでも欠けていれば私の留学生活はここまで素晴らしいものにはなっていなかったと思います。

Joensuuの湖と     その近くのウォールアートです

プラハに行ってきました。

 

もうマンスリーレポートを書かなくなると思うと、寂しいです。

最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。