① 治安、危険を感じたこと、トラブルなど
治安やトラブルに関してですが、正直このヨエンスーで治安が悪いと感じたことはほとんどありません。ただ一度だけ夜にヨーロッパ人の友達と街の中央近くを歩いていた際、通りかかった車から思い切りアジア人を差別する言葉を叫ばれ、ビックリしました。何が起こったか分からず、なんだったんだ…?という感じだったのですが、こんな田舎でも差別はあるのかと感じた瞬間でした。他のアジア圏からの留学生も、差別的な言葉を何度も言われたことがあると話していたので、どんな場所でも差別はあるのだなと思いました。その他にも、バスで運賃を払う為に現金を出した瞬間に現金を盗まれた人もいて、田舎で平和だからといって油断は禁物だなと感じました。またヨエンスーは極端にアジア人が少ないので、スーパーや街の中心に行くとジロジロと見られることもあります。でもフィンランド人は基本シャイなので、こちらから目を合わせたりするとスンと目を逸らします。その行動に時々笑いそうになる時があります。しかし大体のお店の方々、地元の方々は優しく、何か助けを求めたりしても親身に対応してくださります。特にお店のサービスは日本と大差が無いくらい手厚くて、本当にここは海外か??と思う時もあります。トラブルに巻き込まれない為にも、自分の身は自分で守るという姿勢と、必要以上に謝ったりしないということは海外生活において欠かせないことだと感じています。
②フィンランド人
UEFで受ける授業は基本的に交換留学生・エラスムス用の授業であることが多いので、こちらに来てからフィンランド人と仲良くなる機会はとても少ないです。さらにフィンランド人はとてもシャイな人が多いということもあって仲良くなるのに時間がかかることが多いです。私の友達はヨエンスーの合唱団に入っていて、団員は留学生3人を除いて全員がフィンランド人だったのですが仲良くなるのに3ヶ月かかっていました。そしてフィンランドでは沈黙を気まずいものとして考える人が日本より少ないです。一度フィンランド人が集まる会に出向いた際、誰一人話さない沈黙の時間が何度もあり、私自身は気まずかったです。彼らは至って普通の様子で、カルチャーショックを受けました。また、パーソナルスペースが広いのも事実で、バスを待つ時は前の人から1.5メートルほど離れたところに並んだりもします。そして全ての人がとは言えませんが、フィンランドの人はポーカーフェイスが多い様に感じます。ただポーカーフェイスだからこそ、彼らがニコッと笑ってくれた時はいつも幸せな気持ちになります。一度フィンランド人になぜ表情や感情をあまり出さないの?と聞いた時、自分でもなぜか分からないと返されました。そのマイペースな性格も含めてフィンランド人の面白さや違いをもっと知りたいと思いました。次のセメスターでは、もっと沢山のフィンランド人と関われるように頑張ろうと思います。