今回は治安、危険を感じたこと、トラブル・クリスマスについて記載します。
【治安、危険を感じたこと、トラブル】
幸いなことに、フィンランドでの生活においてトラブルに巻き込まれたり、遭遇したりしたことはありません。現在暮らしているのがヨエンスーという落ち着いた地方都市であることも関係しているのかもしれません。
フィンランド人の人との距離感は、どこか日本人に似ているように感じられます。彼らは静かで適度なパーソナルスペースを大切にしています。しかし、決して冷淡なわけではありません。私が体験した心温まるエピソードを紹介したいと思います。それは、ヘルシンキからヨエンスーに向かう電車での出来事でした。見知らぬ方が私の重いスーツケースを運ぶのを手伝ってくれたのです。また、入居した部屋にカーテンがないことを知った隣人が「これを使って。帰る時に返してくれたら良いよ。」と台所のカーテンを貸してくれています。見ず知らずの外国人に親切に接してくれる姿勢は、個人の優しさによるものでもありますが、国の治安も反映しているのではないでしょうか。
また、交通安全という点では、車のマナーの良さに驚かされました。横断歩道ではほとんどの車が必ずと言っていいほど歩行者を優先して停止してくれます。「厳しい罰金でもあるのだろうか」と疑ってしまうほどです。
以上の経験から、フィンランドは治安が良いと言えるのではないでしょうか。静かで控えめな人が多い印象ですが、困っている人に対して手を差し伸べる温かさが見られます。ヨエンスーでの生活を通して、ここには安心して暮らせる環境がある、と感じています。
【クリスマス】
12月に入ると、ヨエンスーの街並みは一変しました。中心部には小さなクリスマスツリーが設置され、街全体が温かいイルミネーションの光に包まれています。興味深かったのは、街のツリーに願い事やメッセージを書いた紙が吊り下げられていることです。日本の七夕の短冊のようでした。
また、各家庭の窓辺には大きな星型のオブジェが飾られており、フィンランドでは主流なようです。至る所で目にするサンタクロースの人形も、色や大きさの種類が豊富で、北欧らしい素朴な感じがとても可愛いです。私も自分へのクリスマスプレゼントとして購入してしまいました。現在は「守り神」として部屋の入口に鎮座しています。
フィンランドのクリスマスを語るうえで欠かせないのが、伝統的な食文化です。クリスマスマーケットやスーパーでは、この時期ならではの商品が沢山販売されています。ジンジャークッキーや「グロギ」という温かいジュースが人気です。ラズベリー味やシナモン味があります。他には、「リーシプーロ」と呼ばれるミルク粥が定番です。シナモンをたっぷりかけ、ドライフルーツを乗せて食べるのですが、これが意外と美味しいのです。さらに、「ヨウルトット」と呼ばれる手裏剣のような形のジャムパイも人気です。プルーンジャムがフィンランドの伝統のようです。
一番驚かされたのは、クリスマスに対する社会の姿勢です。隣人は家族と過ごすために帰省し、24日の昼頃からは公共交通機関であるバスが丸一日以上運休しました。25日に外を歩く人は少なく、とても静かで、フィンランド人にとってクリスマスがどれほど神聖で大切なイベントなのかがよく分かりました。
↓ヨウルトット

↓My santa
