Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東フィンランド大学
2026年3月号国際学部M.M

①語学力

今回の自由テーマでは、「留学と語学力」について考えたいと思います。私はフィンランドに留学する前に、カナダへ半セメスターの留学を経験していました。そのため、フィンランドに来た時点で、英語で日常的なコミュニケーションを取ることに対して大きな不安は少なく、授業や日常生活の中でも、ある程度自分の考えを伝える力は身についていたと感じています。

しかし、フィンランドでの留学生活を通して、語学力にはさらに多くの段階があることに気づきました。カナダでの経験によって、英語を話すことへの抵抗感はかなり減っていましたが、大学の授業で専門的な内容について議論したり、グループプレゼンテーションの準備を進めたりする場面では、日常会話とは異なる難しさを感じました。特に3月は学期末で、グループワークやレポート課題が多く、クラスメイトと英語で意見を出し合いながら一つの成果物を作り上げる機会が多くありました。

その中で、自分の意見をただ伝えるだけでなく、相手の意見を理解し、それに対して自分の考えを返す力が必要だと実感しました。また、フィンランドの大学にはさまざまな国から来た学生がいるため、英語の発音や表現の仕方も人によって大きく異なります。カナダ留学では主に英語圏での英語に触れていましたが、フィンランドでは多国籍な環境の中で使われる英語に触れることができ、英語は一つの形だけではないということを学びました。

この経験を通して、語学力とは単に正しい文法や単語を知っていることだけではなく、異なる背景を持つ相手と協力しながら意思疎通を図る力でもあると感じました。カナダ留学で得た基礎的なコミュニケーション力を土台に、フィンランドではより実践的で学術的な英語力を伸ばすことができていると思います。今回の留学を通じて、英語を学ぶことの目的は言語そのものの習得だけではなく、多様な価値観を持つ人々とつながることにあると改めて実感しました。語学力の向上とともに、こうした国際的な環境で得られる経験も大切にしていきたいと思います。

 

②試験について

3月はフィンランドでの学期末にあたる時期であり、これまでの留学生活の中でも特に忙しい1か月でした。私が履修していた授業の多くは、個人で試験を受ける形式ではなく、グループプレゼンテーションやレポート課題を中心に評価されるものでした。そのため、授業時間外にもクラスメイトとZoomでミーティングを行ったり、大学の教室や図書館で対面で集まって準備を進めたりする日が多くありました。

グループプレゼンでは、テーマの設定から資料作成、発表の役割分担までをメンバー全員で話し合いながら進めました。英語で意見を伝えたり、相手の考えを理解したりすることに難しさを感じる場面もありましたが、異なる国の学生と協力することで、自分にはなかった視点を学ぶことができました。また、プレゼンテーションと同時にレポート課題も課される授業が多く、発表が終わった後も図書館に残って文献を探したり、内容を整理したりする時間が長くなりました。

一方で、テスト形式の授業はほとんどなかったため、日本での期末期間のように試験勉強のために図書館にこもるというよりは、プレゼンやレポートを完成させるために時間を使うことが多かったです。私がグループプレゼンを中心とした授業を選んだ理由は、さまざまな国の学生と協力して一つの課題に取り組む経験が、自分自身の成長につながると考えたからです。実際に、学問的な知識だけでなく、各国の文化や価値観、コミュニケーションの取り方についても学ぶことができ、とても充実した月になりました。