Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

エトヴェシュ・ロラーンド大学
2024年7月号 国際学部 M.S

この留学を振り返って

 あっという間に10ヶ月間の交換留学が終了し、帰国して1ヶ月が経過しましたが今でもあの留学生活が恋しい気持ちでいっぱいです。思えば留学前はビザの申請など書類の提出や準備でバタバタしており本当に留学できるのか不安などありましたが、両親と龍谷大学の留学サポーターの方のおかげで無事に渡航することができ、有意義な留学生活を送ることができました。自分の性格的にそうだろうと思っていましたが、予想通りホームシックには一切ならず、初めての海外生活を楽しむことができたと思います。ホームシックにはなりませんでしたが、ルームメイトとの人間関係に悩みメンタル面が落ち込むこともありました。そのときには留学先で出会った友人にたくさん支えられました。当たり前ですが、1人での派遣であったため1からの友達づくり、新しい環境へ適応する必要がありました。慣れないながらも全部1人でこなせたときの達成感は大きかったです。もちろん、友人に情報をもらいながらすることの方が多くたくさん助けてもらいました。

 また、ハンガリーへの約1年間の留学が実現できたのは両親からの金銭的援助と、留学サポーターの方の支援のおかげです。海外で生活して両親や日本にいらっしゃる様々な方々への感謝の気持ちがより芽生えました。私の人生においてかけがえのない経験をさせていただきました。本当にありがとうございました。今後、留学を考えている方々のサポートをするなど、この経験をどこかで生かしたいと考えています。

 

留学経験をどのように生かすか

 留学経験のある方はいちばん悩むテーマだと思います。私は今のところこの留学経験をどう生かせるのかいまいちピンときていません。異文化交流によって得たもの、例えば英語や他言語でのコミュニケーション能力をグローバルな仕事に生かすという手がメジャーだと思います。CAや通訳・翻訳の仕事、貿易関連の仕事、外資系企業への勤務…など英語を生かす職業はたくさんあると思います。しかし、私は正直に言うとそういう仕事に就きたいわけではありません。私が留学中に考えていた将来プランは、AIに仕事を取られると言われている時代であるため、英語力+専門的スキル(AIに取って代わられないスキル)を身に着けてバリバリ働きたいというものです。たとえ英語がペラペラであろうと、仕事になりうる専門的スキルがなければ未来では生き残れないと感じました。英語力のさらなる向上と、自分の興味のある専門分野をさらに学びたいと考えています。

 また、私にはもう一度留学をしたいという夢があります。今回は1年間の交換留学でしたが、次はヨーロッパの大学院の正規留学に挑戦をしたいです。そのために1度社会人として働き、英語の勉強も継続し、お金を貯めて30歳くらいにはこの夢が現実になっているといいなと思っています。

 ハンガリー(ヨーロッパ)には1度社会人を経験してから学び直しのために大学にきている人やギャップイヤーをとって自分探しをしてから大学に入ってくる人など多種多様でした。このヨーロッパの寛容さに圧倒され、みんな自由にやりたいことを追い求めて生きていることに感動しました。またこのヨーロッパという地域に戻って学習、仕事をしてみたいです。

 

 

寮の冷蔵庫

留学最終日のブダペストの中心部