私がELTEに身を置いて感じた最大の違いは、学生たちの学問に対する熱量と姿勢です。私の主観も含め、こちらの学生は大きく以下の3つのタイプに分かれていると感じました。
大多数を占める努力家: 毎日必死に勉強し、すべての授業に出席して積極的に発言や発表を行う層。
圧倒的な天才: 普段はあまり学校で見かけないものの、試験では常に高得点を獲得する層。
脱落していく層: 大学の厳しい勉強についていけず、留年や退学を余儀なくされる層。
日本の大学では、これほど日常的に勉強へ打ち込む学生は一握りです。「大学は人生の夏休み」という言葉に甘え、勉強という嫌なことから逃げてしまう学生が大多数を占めているのが現状ではないでしょうか。
実際に日本にいた頃の私も例外ではなく、毎週のように友人と飲み歩き、旅行に明け暮れ、勉強を全くせずに学校をサボり続けていました。その結果、単位を落とし続け、現在は留年の危機に直面しています。
海外の学生も決して遊ばないわけではありません。現地でも毎週のように飲み会のイベントが開催されており、彼らも大のパーティー好きです。
しかし、日本の学生と決定的に異なるのは「切り替えの早さ」と「明確な目標の有無」です。こちらの学生は、遊ぶときはとことん遊び、勉強するときは寝る間も惜しんで必死に机に向かいます。また、「なぜこの大学のこの学部を選んだのか」という問いに対し、ほぼ全ての友人が具体的かつ明確な将来のビジョンを持って答えてくれます。「なんとなく」で大学に進学する人が多い日本との質の差を、深く痛感させられました。
このような学生の質の差を生み出している背景には、日本において大学という機関が増えすぎていること、そして大学が「教育の場」というよりも「多額の利益を生むビジネス」として機能してしまっている社会構造にも要因があると考えています。
ELTEでの学生生活は、私にとって大きな価値観の転換をもたらしてくれました。非常にレベルの高い環境に身を置いたことで、日本にいた頃は全く勉強をしなかった私が、今では平日のほぼ毎日を勉強に費やすようになり、人間として何倍も成長したと実感しています。
何より、この経験は私のこれからの進路に多大な影響を与えてくれました。現在は、さらに高いレベルの環境で自分を磨くため、海外の大学院の進学準備を進めています。
皆さんにも、ぜひ既存の安全な環境から飛び出し、一見「自分には高すぎる」と感じるような厳しい環境へ身を投じてみてほしいと思います。そして、そこで徹底的に打ちのめされてみてください。
私自身、高い壁に何度も打ちのめされましたが、その度に立ち上がることで、少しずつその過酷な環境に適応し、ついていけるようになる自分を実感できました。交換留学という素晴らしい制度は、その第一歩として最適です。まずは外の世界へ一歩を踏み出してみてください。そこでの経験は、皆さんの人生にとって間違いなく素晴らしい財産になることを、私が保証します。