①環境について(大学施設、サービス、住居、街並みなど)
オランダでの生活も約2ヶ月が過ぎ、生活をする上での書類申請なども落ち着き少しづつ慣れてきました。今回は、大学について、そしてこのオランダで生活する上でのサービスについて説明させていただきます。まず、私が留学しているフォンティスについてです。私が所属しているIBCという学科はR3またはR4というキャンパスで授業を受けます。フォンティスには他にもキャンパスがあるので気をつけていただければと思います。キャンパスの外観は至って普通であり、中に入ってもこれといった華やかさはありません。しかし、龍谷大学よりも個人スペースが数多く設置されています。個室もあれば、コーヒーマシンが設置されていて落ち着いたオフィスのような雰囲気のあるスペースもあります。最も知らせておきたいこととしては、これらは午後6時に閉鎖され、図書館もフィンティスには併設されていないという点です。午後6時以降に作業をしたい場合は、自宅に戻るか、隣のTUeという大学の図書館に行くと良いかと思います。この後紹介させていただきますが、学生が契約できるスポーツジムに併設されているカフェで作業している方も多くいらっしゃいます。続いて、サービスについてです。私が契約しているサービスをいくつか紹介させていただきます。まず1つ目は、前述したスポーツジムです。ここには典型的な筋トレスペースと、テニスやバスケットボール、フットサルやスカッシュを行える場所や、水泳ができる場所もあります。契約は1ヶ月、半年、1年とありますが、私は11ヶ月こちらに滞在するため、1年契約(130ユーロ)の申請をしました。2つ目は、自転車レンタルサブスクリプションのSwapfietsです。月額24ユーロほどで自転車を貸し出してくれるサービスです。様々なオプションをつけることができるのですが、私は月額1ユーロ上乗せでカゴを備え付けました。もちろん他店舗で購入することも可能ですが、こちらには盗難やパンクの保険も組み込まれているため、こだわりがない方は利用することをお勧めします。3つ目はミュージアムパスです。年間80ユーロ弱でオランダ内の大体の美術館やギャラリーに入ることができます。芸術に興味がある方は契約することをお勧めしますが、携帯の国設定が日本のままではアプリをインストールできないため、オランダに切り替える必要があるので気をつけてください。最後の4つ目は、電車乗り放題のNSというサブスクリプションです。これにはいくつか種類があり、私が契約しているのは週末限定で電車が乗り放題になるものです。これは月額40ユーロほどですが、アムステルダムまで往復1回ほどで元値を回収できるためオランダを頻繁に回りたい方は契約することをお勧めします。
②現地の学生について
続いて、現地の学生について軽く紹介させていただきます。まず、現在フォンティスに留学しているIBCの生徒の9割以上は12月で帰国してしまいます。私が知る中で、来学期も留学が継続するのは私ともう1人の他大学からやってきた日本人だけです。学生の国籍としては、日本人は私含め4人、韓国人は6人ほど、中国人は現在IBCにはいません。珍しい国からやってきている学生の例としては、エクアドル人、コスタリカ人、チリ人、ブラジル人などがいます。圧倒的に人数が多い国はスペインであり、次にイタリア人、オーストリア人、フランス人といった感じです。思いの外英語圏からやってきた学生はおらず、私の友人ではアメリカ人が2人いるくらいです。私個人としては、アメリカ人の友人がいることは嬉しいですが、イギリス人含め英語ネイティブが著しく少ないことはショックでした。しかし、スペイン人とイタリア人の英語にはクセがはっきりある一方、他の国から来た方達はとても流暢に英語を話します。私が一番仲の良いチェコ人の友人たちはネイティブレベルで英語を巧みに話すため、良い刺激となっています。そして、違った国籍の方と会話をすると真っ先に話題に上がるのがアニメの話です。想像以上に彼らは日本の文化を好んでいてくれているため、あまりアニメを見たことがない方は話題作りのためにも有名どころは見ておくと、友人作りのハードルを下げたりメリットが多いのではないかと思います。


