日本から持ってきて良かったもの、あまり必要ではなかったもの
まず持ってきて良かったものの一つ目は、室内用のスリッパです。ご存じの方も多いかと思いますが、日本のように靴を脱ぐ習慣がないため部屋の中でも靴は履いたままの状態になります。そこで、スリッパがあれば室内でも楽に過ごすことができますし、皆さんもそちらの方が慣れているかなと感じます。二つ目は、ハンガーです。部屋のクローゼットにはハンガーは備えられてなく持参する必要があります。実際、ハンガーは備えられているだろうと考えていた留学生がほとんどで、その留学生が近くのショッピングセンターでハンガーを購入したのでハンガーだけが売り切れの状態になっていたことを今でも覚えています。三つ目は、厚手のコートやダウンです。もちろん現地でも調達可能ですが、やはり物価が高くそういったコートは日本で購入した方が圧倒的に安価です。イギリスは冬が長いと言われているので厚手のコートは必須だと思います。
次にあまり必要ではなかったものを紹介します。現地に持ってきたものの使用頻度が低いものは雨具です。イギリスの天気は非常に変わりやすく一日中雨が降ることはあまりありません。10分雨宿りしていたら雨が止んで晴れ間が見えることもよくあるので雨具はなくても問題ないかと思います。また、現地の人々は雨でも傘はささないイメージが強くフードやカバンで雨をしのいでいる光景をよく見ます。
英語について
ここでは、英語のアクセントと専門分野の語学力についてお話します。初めに、ハートフォードシャー大学では全生徒の約40パーセントが留学生と多国籍で多文化な環境です。そのため英語を母語としない学生も多く、それぞれがアイデンティティとなる独自のアクセントを持っています。時にはアクセントの違いから相手を理解できない状況に陥ってしまうこともあり、何度も聞き返すことをしています。私は独自のアクセントを持つことは良いことであると考えますが、それによってコミュニケーションに支障を及ぼすことは良くないと思います。なので話す側は、相手に理解してもらいやすいネイティブが話すような英語に寄せる、逆に聞く側は出来るだけ多くのアクセントに触れておくことでリスニングの許容範囲を広げることが大切だと考えています。
次に専門分野の語学力についてです。基本的にはベースとなる語学力があればどの分野でも学習ができると思いますが、留学によって専攻が変わると少し厄介です。具体的に言うと、私は龍谷大学の国際学部で学習を進めてきました。しかし、現在学んでいる分野はビジネス、すなわち経営や事業戦略などの授業で全くの新しいことを学んでいます。日本である程度の知識をつけていれば、勉強がもっとスムーズに進められましたが、新しい分野を英語で学ぶことは面白い反面負荷が高いです。なので自分が学びたい分野の知識を事前に日本語で学んでおくと、留学中の勉強が楽になります。