Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ハートフォードシャー大学
2024年3月号 国際学部 K.U

 こんにちは。最近は、また冬に戻ったみたいに寒くて曇りの日が続いていて春を感じられずにいます。でも、4月のはじめまであったイースターホリデーの間は晴れてくれてたのでよかったです。そんな今月は、休みの日の過ごし方、ロンドンのことを書いてみたいと思います。

 

 休みの日の過ごし方

 イギリスでは、9月に新年度が始まり、クリスマスホリデーという名の冬休み、イースターホリデーという春休みを経て、5、6月に卒業シーズンを迎え、長い夏休みに入ります。今、通っている学校の場合、9月から1月中旬までと、1月末から5月までの2つの学期があり、それぞれ途中に1週間ほどのリーディングウィークという自習期間があります。そのため、日本と比べると休みの日が多い気がしました。勉強も遊びも自分のやるべきことは、そういった空いた時間をどう使うか、自分で考えて好きにやっておけということだと思います。

 そんな休みの日や空いた時間について、イギリスに来てから驚いたことがいくつかありました。まず、「ご飯食べにいこう」があんまりないです。今まで、美味しいお店を教えてもらったから、行ってみたいお店があるから、と言ってご飯食べにいこうとなる流れが友人とお出かけするときの定番の一つだと思っていました。しかし、そういえばそれをあんまりしていないなと気づきました。その代わりに、パブにサッカーを観にいこう、天気がいいからバドミントンしようとかがあります。そのついでにお腹が空いたらご飯を食べるくらいです。もちろん、今でも気になるお店にご飯を食べにいくのは好きですが、他の楽しみ方も自分ができると気づけた良い経験でした。

 また、海外旅行の気軽さにも驚きました。海外旅行は、2、3ヶ月前から計画し始めるような、すごく大そうなことだと思っていました。しかし、クラスメイトや友人は、思い立ったその2、3週間後の週末にはヨーロッパのどこかの国に行っていました。国境を超えることをそんなに気軽に捉えているのだと驚きました。計画が苦手な私は、こんなふうに気軽にまだ捉えられてないので、休みの日はロンドンなどのイギリス国内をお出かけすることが多いですが、彼らみたいに、週末は別の国で遊ぶという過ごし方もあるみたいです。

 

 ロンドンのこと

 休みの日にお出かけすることの多い、ロンドンが今、どんな街に見えているのか、一度ここに残しておきたいと思います。イギリスでの生活が始まってから、課題が無い週末はよくロンドンに出かけていますが、毎度毎度、違った一面を見せてきます。たくさんのコミュニティが、いろいろなところで活き活きと動いているのがその理由の一つだと思います。カフェや、パブ、イベント会場などに、それぞれ、チェスクラブ、読書クラブのようないろいろなコミュニティがあって、それらが混ざりあって、その空気感を生み出しているのだろうとも思います。例えば、あるイベント会場で定期的に行われている音楽のイベントがあって、そのお客さんやバーカウンターの店員さんが、他の地域の音楽のイベントに一緒に顔を出して、そこで、その地域のコミュニティの人たちと交流していたりします。そういったコミュニティ同士の混ざり合いによって、いろいろなものが変わり続けているのだろうと思います。ただ変わり続けているだけでなくて、その速度が速いとも思わされました。先月、あそこに新しいお店ができていたなと思って足を運んでみると、そのお店は別の地域に移転して、違うお店ができていたりします。今日は疲れたし今度また見に来ようができない街なんだと思わされました。留学が終わってからまたロンドンを訪れても、初めて見たときのように知らない街になっているのだろうと思います。