Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ブレーメン応用科学大学
2013年9月号 理工学部 T.S

カルチャーショックについて

カフェではビールがコーヒーよりも安かったり、駅には改札がなく乗った電車の中で車掌に切符を見せるなど、日本の文化と違うところは多々あります。その中でも私が一番カルチャーショックを受けたことは、買い物をして感じたドイツ人の仕事スタイルです。もちろんドイツには日本のような24時間開いているコンビニはありません、それでも平日10時にはほとんどのお店は開いており、飲食店も18時ごろのディナータイムには確実に開店します、閉店時間も大体22~24時と日本と変わりません。ですが日曜・祝日には飲食店はもちろん、スーパーや大きなデパートなどほとんどの店が閉まっています。これは営業法で決まっていることらしく、ガイドブックなどで事前に知ってはいたのですが、本当に店が閉まっている様子を見るとやはり驚きました。またスーパーでレジに並んでいると、店員の休憩時間なのか突然レジを閉められて隣のレジに並んでくれと言われ、日本ではないことなので困惑したことを覚えています。ドイツ人はヨーロッパの中でも真面目で働き者といった印象を持っていた私にとって、このようなドイツ人の仕事のスタイルはとても新鮮に感じました。日本ではお客様は神様といった考えが強く、サービス重視なところがありますが、営業法を含めてこのようなドイツ人の仕事とプライベートをしっかりと分けた考え方は、就職を控えた私にとってとても良い刺激になりました。


治安、危機感を感じたこと、トラブルについて

ドイツに来て一カ月弱になりますが、中心街・駅前・路地裏・キャンパス付近で危機感を感じたことはありません。また休日を利用してハンブルクやクックスハーベンへ観光に行きました、そこでも電車が遅れるなど小さなトラブルはありましたが、身の危険を感じるような大きなトラブルに巻き込まれるようなことはありませんでした。ブレーメンは観光地なこともあり、街は全体的にきれいで昼間であれば裏通りでも危険な感じはしませんでした。ただそれでも、カップをもった浮浪者は少なからずいます。またドイツはサッカーが盛んで、ブレーメンにもベルダーブレーメンというサッカーチームがあります。ホームで試合のあった日には駅前や中心街に酔っ払っている人が歌っていたり、騒いでいるところを見たことがあります。私たちのステイ先のある空港近くのキャンパス付近は、中心街から少し離れており静かで落ち着いており、深夜になるとほとんど人通りがなくすこし不安ではありましたが、特に危険を感じることはありませんでした。

最後にこちらの国際部の方からも言われたことですが、アジア特に極東系の人はあまりいないこともあり、私たちのように日本人は少し目立ちます。留学のように長期間いることを考えると、旅行で海外に来ている時のような警戒心くらいは常に持っておいた方がいいと思いました。

 

ブレーメンの街並みの様子