宿舎について
私はWohngemeinschaftという家具付きのシェアハウスに住んでいます。私を含め6人でシェアハウスをしています。洗濯機、乾燥機、キッチンは6人で1つ。シャワー、洗面台、トイレは3人に1つ(家に2つずつ)。個々に部屋があり、ベッド、クローゼット、机、椅子が備えつけてあり、家賃が月350ユーロです。
基本的に学生はWohngemeinschaftに住むことが多いようです。また、私の宿舎には社会人の方もいます。私たちの家では、大家さんが決めたルールによってそれぞれ役割が割り振られているので、トラブルに遭遇したことはありません。家によって契約やルールなどもかなり違います。ルールが無く、自由な家では語学が不十分であると損な役回りになることもありますし、トラブルも多いと思います。大学から送られてくる住居の検索システムは、ごく簡単なことしか書いていませんので、大家さんにメールで家の詳細について訊ねることで自分が何をしなければならないか、また何を日本から持っていくべきかを決めた方が良かったと感じました。
私の家にはドイツ人、アメリカ人、フランス人、日本人が一緒に住んでいますが、基本的に英語で話しています。注意書きなどは英語とドイツ語の両方でしてあります。
特定の国に人数が偏っていると、どうしてもその言語を使いがちになるので、出身国や使う言葉が様々な方がお互いに譲歩しあうことになるので英語になることが多いように感じます。また、個人個人に生活スタイルなどもかなり違うのでWohngemeinschaftは契約内容も大事ですが、同居者との相性は住んでみないと分かりません。
大学について
ドイツでは研究室という概念がなく、主の指導教員の先生が決まっているのみです。日本のように居室や席が学生にはありません。最低限ものをおけるロッカーや共用のパソコンなどはありますが、個人のものはありません。
分からないことや使いたいものについて、全てその専門の先生にそれぞれ聞きに行くので、詳しく説明していただけることはありがたいですが、反面いちいち違う先生に聞きに行くことになり時間と労力を費やします。また、流体の研究をする場合には実験のできるキャンパスと先生方の居室のあるキャンパスは離れているため、実験施設を見せてもらうだけでも先生に違うキャンパスに来ていただくことになります。
学食でも使えるメンザカード(龍谷大学内での学生証のようなもの)があるのですが、そのカードがパソコンや工具がある部屋への入室の鍵になります。また、印刷の際にもこのカードから印刷代が支払われる仕組みになっています。また、ブレーメン応用科学大学だけでなくブレーメン内の大学のメンザ(学食)はこのカードが有効です。メンザカードのチャージの方法は現金かマスターカードのデビットがあるマエストロカードからチャージをできますが、日本国内で2018年現在マエストロカードは発行していません。したがって現金で毎回チャージしています。(メンザカードの使い方は大学がYouTubeで動画を投稿しています。)
学費の支払いについては事前にメールで通知されますが、送金かクレジットカードで払います。今年は後期分で284.12ユーロ(3万8千円くらい)でした。