Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ブレーメン応用科学大学
2018年9月号 理工学部 Y.Y

オリエンテーションについて

9月6日にドイツに到着してから約3週間がたち、9月24日から学校が始まりました。とはいうものの、9月最終週は留学生のために設けられたオリエンテーション期間であり、授業や研究などはまだ始まっていません。この期間は担当教授の方と挨拶を交わし、今後の研究内容について話し合ったり、留学生担当の方に手伝っていただきながら、学生証やセメスターチケットの発行、ビザ取得の際に必要な保険の加入などを行いました。

また留学生を対象とした「ブレーメンで安全に暮らすには」という講習もあり、ブレーメン市警察の方にブレーメンで安全に生活をするために心がけることなどを教えていただきました。この講習で印象的だったのは「あくまでもブレーメンは安全な街ですよ」と警察の方が何度も言っていたことです。その言葉通り、私は約3週間ブレーメンで生活をしていますが、治安が悪いと感じたことはなく、夜に外に飲みに行っても問題はありません。しかし治安があまり良くない地区もあるそうなので、警察の方が話していた要点はしっかり守りつつ、楽しく安全に暮らしていこうと思います。

来週からは、日本について学んでいるドイツの学生が私のバディとしてついてくれ、英語やドイツ語、日本語、またそれぞれの国の文化などを教えあったりもできるので、こちらにも期待です。さらに学生団体が主催するウェルカムパーティーなどが10月上旬に行われるそうなので、そちらにもぜひ参加しようと思います。

環境について(大学施設/サービス、住居、街並み等)

まずはじめに大学施設ですが、図書館やPCルーム、工作室は自由に使うことができ、風洞実験室も担当の先生にお願いをすれば不自由なく使うことができます。また、学内にはWi-Fiが完備されており、学食は500円ほどで利用することができます。ここまでは、日本の大学と大きくは異なりませんが、ドイツにはセメスターチケットというものがあり、私はこれに日本との違いを感じました。セメスターチケットとは、ドイツの学生に配布される交通系のチケットであり、決められた区間内であれば、電車やトラム、バスなどを自由に利用することができます。通学はもちろん、買い物、観光なども交通費を気にすることなくでき、主要都市のハンブルクやハノーファーなどへ行くこともできます。

住居に関しては、シェアハウス形態の住居に住んでいる学生が多く、私もシェアハウスで暮らしています。このシェアハウスでは、インド人、インドネシア人、フランス人、スペイン人と私で暮らしており、様々な国の学生と交流することができ、また、全員が同じ大学に通っているので情報交換もできます。金曜日や土曜日の夜には、リビングでビールを飲みながら、談笑したりなど、楽しい日々を送ることができています。

ブレーメンの街並みは、レンガ調の建物が多く、また、緑も多いため、自然と共存していて、落ち着いた環境だと思います。このように、落ち着いた環境で、交通費も気にすることなく研究に励めるので、ブレーメンは留学生にもぴったりの町だと思います。