①渡航・入国について
日本人はドイツにビザなしで入国が可能で、最大90日間滞在することができます。そのため、入国後90日以内に学生ビザの取得手続きを完了すれば問題ありません。そして、ビザ申請の一環として、ドイツでの滞在許可証(City Registration)を取得する必要がありますが、これは移住や引越しを行った場合に、居住地のBürger Service Center(市民サービスセンター)で手続きを行います。
ブレーメン市内のBürger Service Centerは月曜13:00〜18:30と水曜7:00〜13:00のみの受付で、しかも定員制のため、非常に混雑します。ほとんどの場合、定員は時間内に達し、受付開始の1時間前には列ができています。例えば、私の友人は開館の30分前に到着しましたが、目の前で、その日の受付終了としたそうです。事前予約も可能ですが、予約枠は非常に早く埋まってしまうため、早朝に予約を試みる必要があります。多くの場合、予約なしで列に並び、手続きするのが一般的だと思われます。僕の場合は、既にCity Registrationを済ませた友達に手伝ってもらったので、そこまで苦労せずに行う事ができました。
滞在許可証の取得は手間がかかる一方で、ドイツでの生活を始めるにあたって重要な第一歩です。時間をかけて計画的に対応することが求められると実感しました。
②オリエンテーション・授業選択について
ブレーメン応用化学大学では、授業開始の1週間前に留学生向けのオリエンテーションウィークが行われます。この期間には、大学生活に関する説明や、留学生同士が交流できるイベントが開催され、例えばパーティー、チームビルディング、ボルダリングなどが実施されます。私はこの機会に日本やフランスから来た留学生と親しくなることができ、他の留学生とも知り合うことができました。
授業選択については、最初の3週間が履修登録期間とされ、この期間中は複数の授業に試しに参加することができます。その間、授業を自由に登録または解除することが可能で、私や友人もいくつかの授業を試しに受講しましたが、中には想像と異なる内容のものもありました。このシステムにより、実際に体験してから履修の可否を決めることができます。
1つの授業につき、6ETCS(日本でいうところの単位)と3ETCSのものがあり、前者の場合90分授業×2+tutorial 90分、後者の場合は、90分授業+tutorial 90分となります。tutorial とは、授業の予備時間的なもので、ほとんどの場合は使われなかったり、最初の数分から数十分だけ使うみたいな場合が多いです。
授業科目については、僕の場合は、インターナショナルビジネス学部の授業に加え、事前登録することでドイツ語の授業も受講することが可能です。
(夜のブレーメンの街並み)