① 環境について(大学施設/サービス、住居、街並み等)
大学の施設について、ブレーメン応用化学大学はブレーメンの街中にいくつかのキャンパスがあります。この大学の生徒数は8000人くらいで、龍谷大学ほどの規模感では無いため、一つ一つのキャンパスの大きさはそこまで大きくありません。例えば、キャンパスにある図書館はとても小さく、龍谷大学の大きめの教室を図書館に変えたくらいの規模感です。授業を受ける教室も、龍谷大学で言語の授業を受ける時の教室くらいの大きさです。そして、日本と大きく違う点は、この大学のトイレにはジェットタオルがなく、手を拭くタオルみたいなものが常時かかっていて、それで手を拭きます。正直、やや潔癖症気味の僕にはそれを使うのには抵抗がありますが、多くの学生はそれを使っています。
また、大学の留学生に対するサポートは充実していると言えます。留学生がドイツに着いてからすべきことや、ビザの申請方法等を教えてくれたり、何か分からないことがあれば、日本人やアジア人の留学生のコーディネーターがいるので、その方にメールで質問すれば答えてくれます。
住居について、僕はドイツでは一般的なWGというハウスシェアのような形態の家に住んでいます。僕を含めて6人住んでいて、他のメンバーはドイツ人、トルコ人、ペルー人、インド人(2名)です。今は世界中で留学生の宿不足の問題が生じていて、ドイツも同様で、宿を見つけるのには留学生もドイツ人の学生でさえ苦労します。私は運良く簡単に宿が決まりましたが、なかなか見つからない人もいるので、それを理解した上で宿主に送るメールのコツ等を調べて実践してみると成功率は上がると思います。
② ドイツの交通手段
ドイツは自動車、自転車、公共交通機関等様々な交通手段がありますが、僕や多くの留学生は移動の時は公共交通機関をかなり頻繁に使います。というのも、ドイツにはドイチュランドチケットという月額49ユーロでドイツ全土のバスや電車といった公共交通機関を自由に使えるシステムがあるからです(日本でいう特急みたいな、普通電車より上級な電車には使えない)。2025年から58ユーロに値上げされるとネットで見ましたが、それでもかなり安くて便利です。僕の大学の場合は入学手続きの際に大学側が数ヶ月分のドイチュランドチケットを購入してくれて、大学のアプリを開くとそれを使えるという感じです。
しかし、ドイツのバスも電車も非常にカオスな状態です。例えばバスが遅れるのは当たり前で、次々に遅れたバスがバス停に来て、もはやどれが乗るべきバスか分からないということはよくあります。また、電車が遅延するのも当たり前で、10分以内の遅延なら時間通りで、1時間前後の遅延も普通です。しかも、遅れておきながら、乗り継ぎの電車が遅れてなければ時間通りに発車します。だから乗りたかった電車に乗れず、結局かなりの待ち時間が発生するということはよくあります。これはどうやらドイツのルフトハンザ航空も同じようなカオス状態のようなので、日本の素晴らしさを実感しました。ドイツの交通機関を利用するときは遅延は当たり前ということを念頭に入れておくといいと思います。
(11月まで行われた ブレーメンのフライマルクト)