【現地の学生・友人について】
ユヴァスキュラ応用科学大学はフィンランドの学生もいますが、ほとんどがフィンランド国外から来た留学生でした。留学の際に留学生活を助けてくれる学生チャーターがそれぞれにつくので、全く知り合いがいない状態でも心強いです。私のチャーターも留学生でしたが、私よりも長くユヴァスキュラに住んでおり、また住居も隣の建物だったので気軽に助けてもらえる状態でした。彼は私のほかにも交換留学生を数人抱えており、そのメンバーで遊びに行くこともありました。
また、フィンランドで出会った友人たちはとてもフレンドリーで出会い方は様々でしたが、私が一番仲良くなった子はランドリールームで出会いました。彼女の出身はネパールですが、家族でフィンランドに移住したようでフィンランドについてもかなり詳しい子でした。その子とはバーベキューをしたりそれぞれの国の料理を食べあったりしました。また、彼女には教会でのお祈りにも連れて行ってもらい、さらにそこから現地の方と知り合うこともできました。年齢は幅広くいましたがすべての人が本当に親切で、私が上手に英語を話すことができなくても頑張って理解しようとしてくれたり、困っているとすぐに助けてくれるような優しい方ばかりでした。また、フィンランドの方のほとんどが英語をしゃべることができるので会話で困ることはありませんでした。日本だとここまで英語でしゃべってもらえることは少ないので留学生にはありがたい環境でした。
【気候について】
日本では3月だと少しずつ暖かくなっていますが、フィンランドでは3月でもまだまだ雪が積もっていて寒いです。雪が降り始めたのが11月頭だったので5か月と一年の約半分が冬と言ってもよいと思います。私がフィンランドに来た8月はとても暑く、30度近くなる日もありましたが、日本に比べると湿度も低くてカラッとした過ごしやすい気候でした。そこから徐々に冷えてきて9月半ばごろにはコートやジャケットを着るぐらいの気温になっていました。そこからすぐに冬になったので日本に比べると冬と夏が長いのだと思います。
夏は先ほども書いたように最高でも30度ほどで暑いですが日本よりも快適でした。フィンランドにはいたるところに湖があるので、夏のシーズンは湖に行くと泳いでいる人をたくさん見かけることができます。私も泳ごうと思って8月の最終週に近くの湖に行きましたが、その頃には湖に入るには寒くなっていました。また、夏はとにかく太陽が出ている時間が長いので1日がとても長く感じられます。白夜まではいかずとも朝4時ごろから夜22時ごろまで明るかったです。
冬は本当に長くずっと寒かったですが、特に12月と1月はとても寒かったです。マイナス2桁は当たり前で、ユヴァスキュラでもマイナス20度近くなることもありました。そんな日はヒートテックや分厚いジャケットを着ても寒く、室内にいても外の寒さが伝わってきてしんどかったです。また、日照時間が短くて14時ごろには日が沈んでいるという時もあったので、真っ暗の中授業を受けるという新鮮な体験もできました。