Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

カトヴィツェ経済大学
2023年1月号 国際学部 J.M

1.治安、危険を感じたこと、トラブルについて

ポーランドに来てから危険に感じる事はありません。しかし、日本では経験しないことが普通に起こります。例えば、中心部や駅周辺にはホームレスの方がショッピングモールで買い物や食事をしている時などに、唐突に話しかけてくる事があるのでそれには驚きました。それ以上しつこく話しかけてくる事はありませんが、しっかりと断るもしくは相手にしないという態度を見せる事が良いと思います。トラブルに関しては、一度だけ洋服屋さんでお会計を間違えて計算されている事と防犯用のタグが外されていない事がありましたが、店舗に電話をして対応して貰いました。通常はこのような事はありませんが、人種や国籍は関係なく誰でもミスはするので、消費者側も確認するべきかなと思います。また、自身の寮ではヨーロッパはもちろんそれ以外の地域からも多くの学生が生活をしているので時々深夜でもパーティーなどの騒音がすごいと聞いたことがあります。まとめると基本的には身の危険を感じる事や大きなトラブルに巻き込まれたことは有りません。なので、最低限の警戒さえして生活していれば(貴重品は常に持ち歩く、クレジットカードやレシートで代金を確認するなど)、あまり気にしなくてもいいと思います。仮に、問題が起こっても言語が原因で問題が解決しない事が多いのでポーランド語と英語ができる人や友達が居れば何も問題ないのではないのかと思います。

2.ポーランド語について

今学期は単位にならないのは知っていたのですが、ポーランド語の先生に頼み込みポーランド語の授業を取っていました。初めはHow are you?などの基本的な挨拶ですら全く理解できなかったのですが、最終的には自己紹介が出来るレベルぐらいまで到達しました。書くことに関してはまだまだ練習が必要ですが、初級レベルであれば日常会話ができると思います。3カ国語目を学ぶ事によってとても感じたことは、英語と日本語のどちらの知識も使うという事です。ポーランド語は基本には英語の方が近いのですが、主語をつける必要がないという点では日本語と類似するものがあると思います。例えば、mieć (to have)は主語がIの時はmam、Youの時はmaszなど主語によって形が変化していきます。なので、動詞の形を見れば主語が誰を示しているのかが理解できます。この変化は法則性が基本的にはあるのですが、不規則に変化していく動詞もあるので注意が必要です。どちらにも似ていない点は男性名詞(muscline)と女性名詞(feminine)と中性名詞(neutral)が存在する事です。これらの名詞の判断が付かなければポーランド語の文章を作ることはとても難しいと思います。これらの単語は各単語によって文中でどの様に変化するのかという法則が決まっており、それらを理解する事にかなり時間がかかったと思います。しかし、ポーランド語でコミュニケーションが取れることや言語に触れる事による発見がとても多くとても良い思い出になりました。