グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

キエフ大学
2012年5月号 文学部 Y.H

・日本から持ってきたら良かったと思うもの

持ってきたら良かったと思うものは日本の食品です。日本の調味料などはこちらでも手に入らないことはないのですが、当然どこにでもあるというわけではありません。大きなスーパーマーケットでも取り扱っていない店が多く、また日本のメーカーのものは非常に値が張ります。例えば醤油だと、こちらのメーカーで比較的安価なものもありますが、はっきり言って同じ食品とは思えないほど味が違います。馴染みある日本のメーカーのものを持ってくる方が無難です。インスタントの食品も、あれば便利だと思います。味噌は売っていますがインスタントの味噌汁といったものは売っていません。

そして持ってきたもので良かったと思ったものは、ウクライナ語の単語集です。私はロシア語の勉強に集中し、ウクライナ語の勉強はほとんどしていませんでした。それというのもウクライナ語はロシア語と非常に似ていると聞いていたので、ロシア語がわかればウクライナ語も多少はわかるのではないか、と以前は思っていたのです。しかし実際は、ロシア語とはまったく異なる表記の単語が数多くあり、ロシア語ではわかってもウクライナ語ではわからないということがよくあります。会話する場合にはロシア語が通じないということはありませんが、街中の標識や看板、学校や公的機関の書類などはウクライナ語で書かれていることが一般的です。ロシア語の勉強を主な目的として留学に来ましたが、そういった事情から、ウクライナ語の本を持ってきてよかったと感じています。

 

・現地の学生、友人について

キエフに到着してからというもの、日本語を学んでいる学生さんたちにとてもお世話になりました。キエフに到着した際、空港に迎えに来て下さったのも日本語学科の学生さんです。こちらで知り合った日本人の留学生に友人を紹介して頂いたりもしましたが、その友人の方も日本語を勉強していたりと、こちらでできた知り合いは日本語学科の学生が多いです。こちらの日本語学科の学生はとても優秀で、流暢に日本語を話します。とても勉強熱心で、話をしていると毎回のように日本語や日本の文化についての質問をされます。私の知識の及ぶ範囲で答えられることなら良いのですが、とても難しい質問をされることもあります。疑問を解消できるまではどんどん質問を重ねますし、こちらもきちんと説明したいと思うので、しばらく日本語についての議論になることもあります。反対に、私がロシア語やウクライナ語についての質問をすると丁寧に答えてくれます。特にウクライナ語は、日本語の参考書も少なく勉強が難しいので、とてもありがたいと思います。

 

・EURO2012について(自由テーマ)

6月8日からEURO2012ポーランド・ウクライナ大会が開催されます。それに伴い、キエフの様々な所で観光客を意識した変化を見るようになりました。例えばペチェールスカ大修道院やアンドレイ教会などの有名な観光地の多くでは、補修・修復作業が行われていました。街頭ではそこへ至るまでの案内板も新たに設置されました。ウクライナ語に加えて英語の表記もあり、外国人観光客を意識していることが窺えます。そして実際、今年は外で見かける外国人の姿が例年より多いと友人に聞きました。私の住む寮も、観光客向けのホテルとしても使われているようなのですが、最近は人の出入りが多いと感じます。英語などウクライナ語以外の言葉を話しているのを耳にするので、外国人観光客だと思います。例えば散歩をしているだけでも、そうした変化を目にすることができて面白いです。また、メトロの車内アナウンスもウクライナ語の後に英語のアナウンスが追加されるようになったのですが、実施され始めた頃はアナウンスがかかる度に周りの乗客が笑っていました。ウクライナ人にとってもこうした変化は随分と面白いことだったようで、現地の人々のそんな反応を見るのも楽しいものです。ウクライナへ来る前は、EUROの大会があるということは知っていましたがあまり気に留めていませんでした。しかし今は、良い時期に来ることができたと思っています。