試験について
試験のタイプはさまざまです。
まず、日本と同じ様に試験会場で受けるもの。試験時間は長いもので4時間ほどもあります。試験を受けるためには、登録が必要な授業もあります。期間内に登録をしなければ、その試験が受けられないこともあるので注意して見ておかなければなりません。ただ、その試験をパスできなくても再試験があるのでまだチャンスはあります。正確には分からないのですが、3回再試験をしてもパスできなければ、試験を作る教授を指定できるという噂も聞きました。
次にレポートタイプのものです。指定された日時までにレポートを書き、その授業の教授にメールで送ります。大学の生徒は大学で使えるメールアドレスを各自持っているのでそこから送ります。こちらもパスできなければ新しく課題が出されることもあるので、パスできるチャンスは1回ではありません。
その他にも、最後の授業の日にプレゼンテーションをしたり、ディスカッションをするだけで、試験というものがない授業もありました。
そして、日本の大学の様に1セメスターを通して1つの授業があるのではなく、だいたい1ヵ月単位で終わるので、授業が終わるたびに試験があります。なので一気に試験があって大変という訳ではありませんが、授業が終わってすぐに試験があったりするので復習をする時間があまりないです。
試験をパスしたかどうかは大学のホームページで知ることができます。
余暇の過ごし方について
正直言って、日本にいる時よりも余暇の時間は多いです。日本のように授業が毎日ほぼ一日ある、ということがないからです。その分自分で予習、復習をしなければ授業についていけませんが。そして、ほとんどのスウェーデンの学生はアルバイトをしていません。そして、私がいるベクショーは小さな街なので大して遊べるようなところはありません。(映画館はあります) それに加え、この気候です。外に出る気もなくなってきます。
余暇は図書館に行ったり、友人と過ごしています。家で一緒に食事をしたりすることが多いです。他の国の料理をごちそうになったり、反対に日本の料理をふるまったりします。私は寮に住んでいないので、コリドーメイトと過ごす、ということができないのが残念です。
私は学校内にあるジムの会員になりました。外に出ることが少なくなっている今、室内で運動ができるジムは便利です。料金も半セメスターで1万2千円くらいです。朝早くから深夜までやっているので好きな時に行くことができます。学校内にあるため、気軽に行くことができます。
さらに、週に2回学校の教室のスクリーンで映画を見る、サークルのようなものにも入りました。半セメスター約700円で、毎週映画を見ることができます。
正直に言って、若者が楽しめる娯楽は日本よりも少ないと思います。そのため、パーティをたくさん行い、お酒を飲んで過ごしたり、クラブに行ったりして過ごすのだと思います。
自由テーマ* スウェーデンで日本を感じる
スウェーデンでも日本語を勉強している人たちはいます。日本語のクラスに遊びに行かせてもらったこともあります。こんなに遠い国なのに日本に興味があって、日本語を学んでくれている人がいるというのはすごく嬉しいです。やはりマンガ・アニメから日本に興味を持ったという人が多い気がします。スウェーデン語に訳された日本のマンガを本屋で目にすることもあります。その他にも日本のアイドルやタレント、ファッションに興味を持っている人もいます。どんな形にしろ、日本を好きになってくれることは大変嬉しいです。
スウェーデン語と日本語を勉強しているブラジル人の学生がいます。彼女は、スウェーデン語はつまらない。日本語は楽しい。と、話してくれました。彼女は本当に日本が好きで、ブラジルにいた時も毎年日本についてプレゼンテーションをしている、と言っていました。日本の裏側に住んでいながら、こんなにも日本が好きな人がいることにとても驚き、同時に大変嬉しかったです。
1月の終わりには日本の文化を街で紹介する機会がありました。この日は街のあちこちでさまざまな発表が行われる、街の文化祭のような日でした。30分の持ち時間で私たちは、着物・書道・折り紙の3つを紹介しました。思っていたよりもたくさんの人が集まっていたので驚きました。日本語を勉強している学生もたくさん来てくれました。
折り紙はかなりの人が苦戦していました。一人のおばあちゃんは「これは日本では小さな子がするのよね?」と驚いていました。私は着物の係でした。着物の紹介をしつつ、浴衣を着付けるということをしました。帯をしめると、きつそうに顔をしかめ、早く脱ぎたいようでした。
短い時間でしたが、このような機会があるのは大変有難いです。